LOOP – プラスチック容器を回収・再利用する循環型宅配サービス

リユース可能な容器

使い捨てプラスチック容器を減らす世界的な取り組みが始まっています。

世界20カ国でリサイクルに取り組んでいるTerraCycleは、使い終わったプラスチック容器を回収・洗浄して再利用する販売プラットフォームを発表しました。

その名も「LOOP(ループ)」。

大手グローバル企業とパートナーシップを結び、利用拡大を進めています。

LOOPとは?

シャンプーや洗剤など、LOOPの利用客はオンラインで商品を注文します。

商品はガラスやステンレス製の丈夫な詰め替え容器に入っており、使い終わると家庭ごとに容器を回収し、洗浄して再利用されます。

ハーゲンダッツのステンレス製の詰め替え容器

ハーゲンダッツのステンレス製容器

このシステムの鍵となるのはオンライン注文。

そのメリットは、利用客が使い終わった容器を店に持って行ったり、商品を補充したりといった手間がいらないこと。オンラインショッピングの傾向が高まっている今の時代にマッチしていると言えます。

P&G、ユニリーバ、ペプシ、コカ・コーラ、ネスレ、ダノン、ボディショップなど大手25社がLOOPへの参加を表明。

商品には、日本でもおなじみのハーゲンダッツ、Dove、ファブリーズ、ジレット(カミソリ)、パンテーンなどが含まれています。

パンテーンの詰め替えボトル

パンテーン(シャンプー・コンディショナー)のステンレスボトル

P&Gのオムツ(パンパース)は、使い終わったら専用のボックスに入れてオムツごと回収。リサイクル施設で再生されます。

使い捨てプラスチックの多くはリサイクルできないか、リサイクルしてもほとんど価値がなくなってしまうものがほとんど。

LOOPを利用することで使い捨て容器の消費が減り、プラスチック廃棄物の大幅な削減が期待できます。企業側には、環境意識の高い消費者に自社ブランドをアピールできるメリットもあります。

価格は店頭で販売されているものと同程度になる予定。容器代が別途含まれますが、解約時に返金されるということです。米国での配達はUPSが請け負います。

ニューヨークとパリで5月から1年間のテスト運用が行われ、年内にもプラごみ削減効果がわかるとのこと。成功すれば世界に広く展開し、米CNNによると日本(東京)には2020年に導入される予定です(The Guardian Jan 2019)。

LOOPの仕組み

Step1: 購入
利用者は、LOOPのウェブサイトまたはパートナーの企業ウェブサイトに登録し、対象の商品を注文。

Step2: 受け取る
注文した商品を自宅で受け取り。商品はリユース式配送トートバッグで運ばれます。従来の段ボール箱などの使い捨て梱包材は不要になります。

Step3: 回収
商品を使い切ったら、空になった容器をそのまま専用バッグに入れます。利用客のもとへ宅配業者が直接回収しに来ます。

Step4: 洗浄
各製品に合わせた方法で容器を洗浄。

Step5: 補充・リサイクル・再利用
洗浄した容器に再度商品を補充。オムツ、カミソリ、歯ブラシなどリユース可能な使用済み製品は、再利用またはリサイクルされます。