• HOME
  • ブログ
  • NEWS
  • クラゲの体内からタバコのプラ包装 好きで食べている可能性大!

クラゲの体内からタバコのプラ包装 好きで食べている可能性大!

クラゲ
NEWS

今年4月、クラゲがプラスチックごみを摂取していることを示す初めての論文が、Scientific Reportsに掲載されました (National Geographic Sep 2018)。

研究チームは、2016年に地中海でプラごみを摂取したオキクラゲを発見。そのプラごみは、タバコの箱に使われていた包装の一部で、メーカー名である”Philip Morris International” の文字がはっきり見てとれます。

プラごみを食べたクラゲ

プラスチックの断片とクラゲのインタラクション。フィールドで観察された遊泳するオキクラゲの高解像度画像(左)。口の突出部(白い四角で囲んだ部分。右はその拡大画像)に有名なタバコブランドのプラスチック製の紐が付いている。Source: A. Macali, A. Semenov, V. Venuti, V. Crupi, F. D’Amico, B. Rossi, I. Corsi & E. Bergami (2018) Episodic records of jellyfish ingestion of plastic items reveal a novel pathway for trophic transference of marine litter. SCIENTIFIC REPORTS 6105 (2018) (CC BY 4.0)

研究では、様々なタイプのプラごみをエサの下に紛れ込ませる、またはオキクラゲの体の間にプラごみをくねくねと漂わせる実験が行われました。その結果、20匹のうち4匹がプラスチックを食べていたことがわかりました (A. Macali et al. 2018)。

研究者たちは、はじめはクラゲがプラスチックをエサと勘違いしていると思っていました。しかし実はそうではなく、エサとして好んで食べていたのです。

なぜクラゲはこのように好んでプラごみを食べてしまうのでしょうか?

プラごみは海に入ると風化が始まり、微生物によって作られるバイオフィルムで覆われます。クラゲは、このようなバイオフィルム、またはプラスチックの崩壊によって出る微粒子に惹きつけられたのではないかと、論文著者で生態学者のArmand Macali氏は推測しています。

実験によってクラゲを惹きつける物質を特定できれば、海洋生物が好んで食べることのないプラスチックを作り出せるとMacali氏は言います。

プラスチックを大量に摂取すると、その生物は飢餓状態に陥り、最終的に死んでしまいます。
また、海の食物連鎖にプラスチックが入り込むことで、最終的に人間に返ってくる可能性は否定できません。

プラスチックを好んで食べてしまう生き物は、クラゲだけではないようです…!
→ プラスチックの海『サンゴがプラスチックを食べる理由は見た目ではなく味?』

lessplasticlife

プラなし生活では、プラスチックをなるべく使わずに過ごすためのヒントをシェアしています。

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧