日焼け止めはほどほどに!ナチュラルな紫外線対策

日焼け止めクリーム
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楽しいイベント盛りだくさんの夏!ただ、女性にとって気になるのはやっぱり「日焼け」。毎日欠かさず塗っている日焼け止めクリーム、実は身体に悪い成分が含まれていることをご存知でしょうか?
さらに、ほとんどがプラ容器に入っていますよね。
今回は、「プラなしで日焼け対策する方法」と、「日焼け防止に効果のある天然成分」をお伝えします!

▼目次

  1. 日焼け止めはたくさん塗らないと効果なし
  2. 日焼け止めには2つのタイプがあります
  3. 日焼け止めに使われる化学物質の問題
  4. プラなし&安全に紫外線をブロックする4つの方法
  5. 日焼け防止効果のあるオーガニック成分Top5

日焼け止めはたくさん塗らないと効果なし

日焼け止めクリーム

日焼け止めって、どのくらいの量を塗らないといけないか知っていますか?お顔全体の場合、クリームタイプなら500円玉大、液状タイプなら直径5cmくらいの量が必要なんです。これ、結構な量ですよね…。

もしSPF50の日焼け止めを使っていたとしても、塗る量が半分だと効果が約1/4に。これは、「SPF13くらいの効果しかない」ことを意味します…!!ちなみに、SPF15未満は日焼け止めとしての意味はほとんどありません。

紫外線が気になる5月頃から秋口まで使うと考えると、たくさんの日焼け止めを消費することになります。そのプラ容器は何本もゴミとして出ていきます。

さらに気になるのは日焼け止めの成分。こんなにたっぷり塗らなきゃいけないなら、成分の安全性を無視できません。
プラなしで日焼け対策をする前に、ぜひ知っておいてほしいことを以下でお伝えします!

日焼け止めには2つのタイプがあります

日焼け止めにはジェル・ローション・スプレー・クリームなどいろいろな商品がありますよね。でもその機能は、たった2つに分けられるんです。世に出回っている商品は、次のどちらかに当てはまります。

紫外線を反射する!紫外線散乱剤

このタイプは、皮膚の上に膜を張ることで、降り注ぐ紫外線を跳ね返して肌を守ります。成分は主に金属やミネラルの粉です。

【成分】:酸化亜鉛酸化チタン酸化セリウム、タルク
【特徴】:子供用や敏感肌用に使われます。「ノンケミカル」や「吸収剤フリー」と謳われているものもこのタイプになります。肌に白っぽく残るので、最近では成分を微細化(ナノ粒子化)して、肌への浸透を高め白浮きしにくいものが出ています

紫外線を吸収する!紫外線吸収剤

このタイプは、紫外線を吸収して、別のエネルギーに変えて放出することで肌を守ります。

【成分】:オキシベンゾンメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パラソールA、サリチル酸2オクチルなど
【特徴】:簡単にSPF値を高くでき、さらっとしているので様々なタイプのUVケア商品に応用できます。肌の上で化学反応を起こすため、紫外線散乱剤より肌への負担が大きくなります。

▶︎SPF値とPA値
・SPF値 (Sun Protection Factor):UVB(紫外線B波)に対するブロック指標。「UVBでの日焼けが起きるまでの時間をどのくらい引き延ばせるか」を表します。SPF1で約20分後に日焼けが始まるとされています。SPF30なら、20分x30=600分後。その間、肌は少しずつ紫外線を受けています。
・PA値 (Protection Guard of UVA):UVA(紫外線A波)に対するブロック指標。PA+, PA++, PA+++, PA++++の4段階あります。「何も塗っていない時と比べて、UVAでの日焼けが起こる時間をどのくらい引き延ばせるか」を表します。

▶︎2つの紫外線 (UVAとUVB)
・UVA(紫外線A波):波長が長いため肌奥深くの真皮にまで到達して、シミ・シワ・たるみを引き起こします。ただしエネルギーは弱いです。地上に降り注ぐ紫外線のほとんどはUVAです。
・UVB(紫外線B波):波長が短いのでエネルギーが強く、水ぶくれのような日焼けや皮膚ガンを引き起こします。ただし真皮までは到達しません。ほとんどの日焼け止め成分はUVBに対するもので、SPF値で性能がわかります。

日焼け止めに使われる化学物質の問題

日焼け止めクリーム

紫外線散乱剤と吸収剤を使った2つのタイプの日焼け止め。よく使われている以下の成分は、健康上問題があることが危惧されています。

【発ガン性】紫外線散乱剤

  • 酸化チタン:酸化チタンが生殖機能の低下や細胞死を引き起こすことが、東京理科大学の実験でわかっています (科学新聞 2009.2.13)。さらに、世界保健機関(WHO)は酸化チタンに発ガン性があると指摘しているほか、厚生省もそのリスク対策について文書を公表しています。
  • ナノ粒子の酸化亜鉛:4~20nm(ナノメートル)の粒子は肌に吸収されることがわかっています。日焼け止めに使われてるナノ粒子化された酸化亜鉛は5~20nm。皮膚のDNAにダメージを与え、発がんする可能性が懸念されています。
  • ナノ粒子の酸化セリウム:こちらはまだその毒性について研究段階ですが、一部の報告では肺がんの発生が懸念されています。(SAGE journals)

【環境ホルモン】紫外線吸収剤

  • オキシベンゾン:皮膚から吸収されて、アレルギーやホルモン異常を引き起こす恐れがある物質です。EUのNGOグループが作成した規制強化すべき化学物質リスト(SIN List)で、試しに”Oxybenzone”と入力してみて下さい。”endocrine disruptor”(内分泌かく乱物質)という環境ホルモンの作用を持った物質であることがわかります。
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル:日本のUVケア商品によく使われています。こちらも環境ホルモンの作用が疑われる化学物質です。

加えて、紫外線吸収剤は紫外線を吸収するほど効果が下がっていきます(スポンジをイメージしてください)。そのため、効果を維持するには頻繁に塗り直しが必要なんです。しかもたっぷり塗らないと効果がありません…。

▶︎環境ホルモンとは?
生殖機能や発達・免疫機能など、生きるために必要でとても重要なホルモンの「ニセモノ版」。正常なホルモンの働きを邪魔して異常を引き起こす物質です。

プラなし&安全に紫外線をブロックする4つの方法

日焼け止めクリーム

日焼け止めクリームには、体に取り入れたくない化学物質がたくさん使われています。次の4つの方法で、プラスチックを消費せず、安全に紫外線をブロックしていきましょう。

①とにかく紫外線を浴びない

日焼け止めに頼る前に、紫外線を長時間浴びないことに気を配りましょう。首や腕にはスカーフUV手袋が使えます。顔や体全体には帽子日傘が有効ですし、レジャーには長袖シャツラッシュガードが役に立ちます。

②サングラスをかける

サングラスは眩しさを抑えるだけでなく、なんとシミの予防に効果があるんです!紫外線が直接目に入ると、脳から「全身にメラニン色素を作れ」という命令が送られます。サングラスをかけることで、メラニン色素の生成が抑えられます。ちなみに、紫外線遮蔽率が高く、レンズが大きめのものがオススメです。

③顔はファンデーションだけにする

実はSPF15以上は、紫外線遮蔽率が90%以上でほぼ横ばい。ほとんど効果に差がないんです。普通のパウダーファンデーションでもSPF20は持っていますので、顔にはこれ以上日焼け止めを塗らなくていいんです。

④ボディにはオーガニックな成分の日焼け止めを使う

体に日焼け止めを塗る場合は、ぜひ天然成分で作られたものを使いましょう!いろいろな通販サイトで紹介されているほか、自分で作れるレシピを提供したり、手作りキットを販売したりしているサイトもありますよ。容器がガラスやステンレス、アルミだとさらにGood!

日焼け防止効果のあるオーガニック成分Top5

日焼け止めクリーム

どんな天然成分が日焼け防止に効果があるのでしょうか?自分で日焼け止めを作ってみたり、オーガニックな商品を購入する際にぜひ参考にしてください!(SPF値:Timeless Edition

1位 / ラズベリーシードオイル:SPF28~50

植物性オイルでは最も高いSPF値を持ち、UVAとUVB両方に効果があります。Food Chemistyの実験ではPA値が++になることが報告されています。ビタミンEが豊富なので、アンチエイジングや抗酸化作用もあるスーパーオイルです。

2位 / 小麦麦芽油:SPF15

アンチエイジング・抗酸化作用のあるビタミンE、ターンオーバーを正常化させるビタミンB2・B6、皮膚の水分を保持するビタミンAを多く含んでいるので、乾燥肌や年齢肌に最適。そのままでは香りが強く癖があるため、他のオイルとブレンドして使われます。

3位 / キャロットオイル(+ビタミンE):SPF15

豊富なビタミンAとβカロテンのおかげで、肌のキメを整えるほか、アンチエイジングの効果もあります。またβカロテンは紫外線で発生した活性酸素(メラニン色素の生成を促す物質)を無害化するので、UVケアにぴったりです。

4位 / ウォーターメロンシードオイル(スイカ油):SPF10

肌の水分蒸発を防ぐセラミドの働きを強化するエモリエント効果、保湿やアンチエイジングにも効果が期待できるオイルです。

5位 / オリーブオイル:SPF7

オリーブオイルには日焼けによる炎症を鎮める効果があります。保湿力にも優れているので、紫外線やエアコンで乾燥気味の肌にオススメですよ。

Yoko Koga

一児の母。海のプラスチック問題を知るきっかけとなるお仕事にめぐり合い、プラスチックを使わない生活を少しずつ実践中です。プラごみをなるべく出さない生活。工夫次...

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