「プラスチック・フリー」や「脱プラスチック」が世界のトレンドになっていますが、今の時代、完全にプラスチックなしで生活することは不可能です。でもプラスチックの代わりになるものはいっぱいありますし、持続可能な社会のためには「使い捨てプラ」をどれだけ減らせるかがポイントになります。そんな「プラなし生活」を実現するために役立つ本・雑誌を紹介します。
プラなし生活の実践
プラスチック・フリー生活 今日からできる小さな革命
原著はカナダ在住の夫婦、シャンタルとジェイの「Life Without Plastic」。プラスチックを使わない生活をずっと続けているジェイとシャンタルの2人の取り組み、さらにプラスチックに含まれる化学物質の毒性、リサイクルの問題や環境問題、そしてプラスチックを使わずに生活するヒントとアイデアがぎっしり詰まった1冊です。「プラなし生活」もちょこっと登場しますよ。
著者:シャンタル・ブラモンドン、ジェイ・シンハ
翻訳者:服部雄一郎
ゼロ・ウェイスト・ホーム −ゴミを出さないシンプルな暮らし
原著はアメリカ在住のフランス人女性、ベア・ジョンソンの「Zero Waste Home」。ベアの一家が1年間に出したごみの量は、なんとガラス瓶1つ分だけ。プラスチックに限らず、あらゆる生活シーンでごみを減量する知恵や工夫がぎゅっと詰まった1冊です。著者の奮闘ぶりにも背中を押されますよ。
著者:ベア・ジョンソン
翻訳者:服部雄一郎
プラスチックごみの問題がよくわかる本
海洋プラスチック汚染 「プラなし」博士、ごみを語る(岩波書店)
本サイトの「海のプラスチック」のブログが書籍になりました。この本を一冊読めば「海洋プラスチックの何が問題なのか?」がわかるようになっています。詳細はこちら▽
オススメ本「海洋プラスチック汚染 「プラなし」博士、ごみを語る」
小学生(高学年)、中学生、高校生でも読みやすいようになるべく平易な表現でまとめています。
クジラのおなかからプラスチック
子ども向けに書かれた海洋プラスチックの本。プラスチックがなぜ問題なのか、そしてどうしたら解決できるのまで、やさしく平易な表現でまとめられています。著書は海洋物理が専門の保坂直紀さん。
これから海洋プラスチックを勉強する大人にもぜひ読んでもらいたいオススメ書です。
プラスチックスープの海 ー北太平洋巨大ごみベルトは警告する
海のプラスチック汚染に対する取り組みとプラスチックの大量消費がもたらす問題、プラスチックの毒性について、その実態がわかりやすく解説されています。
「海を脅かすプラスチック」ナショナル ジオグラフィック日本版 2018年6月号
海のプラスチックがなぜ問題なのか、ビジュアルな雑誌をながめるだけでその理由がぱっと分かります。個人レベルでできる「プラなし生活」の実践方法についても少し紹介されています。