大西洋に面するナイジェリア・ラゴスのエレグシビーチは、観光スポットとして有名な場所ですが、たくさんのゴミが目につきます。
環境活動家であるナイジェリア人女性のDoyinsola Ogunyeさんは、約20名のボランティアの子供たちと一緒に、毎週約50袋ものゴミを集めています(BBC Oct 2018)。 弁護士になるための勉強をしていたOgunyeさんは、あるとき自然環境に対する情熱を次世代に伝えたい思い、7年前に慈善団体の設立を決意。「キッズ・ビーチ・ガーデン」というべンチャーを立ち上げました。
彼女はここで、スポーツやゲーム、歌を通して、子供たちに海の生き物やリサイクルについて教えています。 弁護士の勉強に疲れた時、Ogunyeさんにとってエレグシビーチはリラックスできる場所でした。しかし、お気に入りのビーチがひどく汚れていることに気づいた彼女は行動を起こします。
ボランティアに登録し、ビーチを清掃。リサイクル可能なゴミを選別していきました。そんな中、彼女はあることに気づきます。それは、「ビーチ清掃と同時にウミガメを救済する必要がある」ということでした。
卵からふ化した赤ちゃんカメは、ビーチに散乱するごみに巻き込まれて方向感覚を失い、海に帰れず命を落とという現実があります。ウミガメは、本来のエサだけでなく、たくさんのプラスチックを食べている可能性もあるからです。