料理をしていると必ず出る生ゴミ。
三角コーナーや使い捨ての水切りバッグ、シンクのゴミ受け用のネットなど、プラスチック製のアイテムを数多く使ってしまいがちです。
ここではプラスチック・フリーで、もっとシンプルに生ゴミを片付ける方法をお伝えします♪
プラスチックだらけのゴミ処理アイテム
毎日の生ゴミ処理のために買う使い捨てアイテムは、ほとんどがプラスチック。私たちが消費すればするほど、使い捨てプラスチックの生産が減ることはありません。
三角コーナー
プラスチック製ではなく、ステンレスのような金属製を使いましょう。
お手入れしやすい物もありますが、こまめにお掃除しないと不衛生だし、シンクが狭くなってしまうことも。
水切りネット・バッグ
ストッキングタイプや不織布が代表的ですが、これらはプラスチック製の繊維でできています。
細かい繊維はマイクロプラスチックとしてキッチンから流れ出ます。小さすぎるので、下水処理場をすり抜けて海に流れ出てしまうんです。
自治体によってはプラスチックに分類されますが、生ゴミに使うのに分別できませんよね…。
ポリ袋
生ゴミを入れる袋として、お店で必要以上にもらったり100円ショップで買ったりする人も多いのでは?
通気性がないので生ゴミの水気が切れず、悪臭の原因に。
アイテム不要!基本の生ゴミ片付け
動画でサクッとチェック!
https://youtu.be/amuMcDf7Yew
プラスチックのアイテムを一切使わない、超シンプル生ゴミの片付け方法。2ステップでできます♪
STEP1. 生ゴミは直接シンクのゴミ受けへ
シンクのゴミ受けにはネットなど被せず、直接ゴミを入れてこまめに捨てます。その際、「ゴミ受けの蓋」を取ることをオススメします♪
「え!ゴミ受けの中身が丸見えになるじゃん!」と思われるかもしれません。でも、それがいいんです。まとめると、次のようないいことがあります♪
- 中身が見えるからこまめにゴミを捨てる習慣がつき、清潔な状態をキープできます。
- 料理した直後だったらニオイやぬめりもなくて、片付けやすい。
- 使い捨てネットを買う必要がなく、節約になります。
ゴミ受けは、ステンレス製で浅型のタイプが使いやすいですよ。
▼ステンレス製のゴミ受け(浅型)はこちら♪
※ご自宅のシンク排水口のサイズをご確認ください
STEP2. 生ゴミは新聞紙に包んで捨てる
シンクのゴミ受けにたまった生ゴミや、調理中に出たその他のゴミは、ビニール袋ではなく新聞紙に包んで捨てましょう。
- 新聞紙を使うことで、嫌なニオイを防げます。
(→生ゴミを濡れた状態で放置すると悪臭が出てきます。新聞紙で包むことで水分が吸収され、ニオイ防止になりますよ♪) - ゴミ処理場で効率良く焼却できます。
(→濡れた生ゴミを燃やすと焼却温度が下がり、エネルギーのロスにつながります)
新聞紙でゴミ袋を作って、その中に捨てると簡単ですよ!
\ 新聞紙ゴミ袋の作り方 /
プラスチックフリーな生ゴミ入れ
プラスチックの三角コーナーやポリ袋、不織布の水切りネットに代わるプラなしアイテムです。
紙製の水切りバッグ
三角コーナーはシンクの場所をとったり、汚れたりして手入れが必要。またポリ袋や水切りネット自体もプラごみになります。
こちらは紙加工メーカー、大昭和紙工産業の「シンクリン」。シンクリンは紙製の水切り袋です。
シンクリンは水気のある生ゴミも入れられるよう耐水紙で作られています。
水切り穴も開いていて、捨てる前にぎゅっと絞ることも可能。
三角コーナーのようにシンクに直置きして使用してみました。
コンパクトな袋なので思ったより場所を取りません。我が家では丸1日使っても1袋で十分な容量でした。
水は染みてきますが、破れたり型崩れすることなく丈夫。ただ、長時間水につけたり熱いものを流し込んだりすると破ける恐れがあります。
ちゃんと自立して口が開き、マチも9cmあってゴミを入れる時に手間取らないのが◎!
捨てる前に絞ることができますが、生ゴミ自体に絞り出るほど水分はありませんでした。
汁物を流し込んだりしない限り、そのまま捨てても大丈夫な感じです。
紙なので口をしっかり閉じれるのもいいところ。臭いや虫が気になる季節も使いやすそうです。
100円ショップにも同じような水切り袋がありますが、こちらは安心の日本製。
価格の面では割高(1枚16.5円ほど)になりますが、こちらは1セット200枚・段ボール入り。
包装ごみがかなり抑えられるます(100円ショップは1セット15枚ほどでプラ包装)。
また売上の一部が環境保全団体に寄付され、環境に配慮したいいお買い物ができそう^^
植物性なので焼却してもカーボンニュートラル。コンポストにも袋ごと入れることができますよ。
可燃物なので火のそばに置かないよう注意です。
\この商品の詳細はこちら/
「シンクリン」大昭和紙工産業
ステンレスの三角コーナー
「やっぱり三角コーナーが必要!」という場合は、ステンレス製のものを使いましょう。
三角コーナーに生ゴミを直接入れて、こまめに新聞紙に包んでポイ!水切りバッグに長時間放置するより清潔ですよ。
▼ステンレス製の三角コーナーはこちら♪
生ゴミの扱いをちょっと楽にする3つの工夫
基本の片付けにちょっとした工夫を加えてみて。使い捨てプラスチックのアイテムがさらに不要になっていきます!
野菜は皮や芯まで使い切る
- 野菜は皮の方に栄養が詰まっています。にんじん、じゃがいも、大根、かぼちゃ、ごぼう、しょうがなどは、皮を剥かずに使ってしまいましょう。
- キャベツの芯も栄養たっぷり!薄く切ることで火が通りやすくなり、普通に食べれます。
他にも、皮や芯まで使える食材がたくさんあります。ゴミの量も減って一石二鳥♪
肉・魚の生ゴミは冷凍
肉や魚を下処理した時の生ゴミ。ゴミ捨ての日まで冷凍庫で保管しておくと、傷むことなく捨てられます。
新聞紙に包んで、使い終わったジッパー付きのプラスチック袋(シリアルなどの空袋)に入れて冷凍庫へ。プラスチック袋は洗って何度も使いましょう!
重曹&クエン酸でニオイ防止
生ゴミのニオイ防止に、重曹やクエン酸を使うといいですよ。粉のまま生ゴミにパラパラと振りかけます。魚の生臭いニオイにはクエン酸が効果的!
【Caution!!】塩素系漂白剤など使ったところにクエン酸をかけるのは絶対に避けて!有毒ガスが発生します!
まとめ
いかがでしたか?ちょっとした工夫で三角コーナーや水切りネット、悪臭の原因となる生ゴミをいれておいたポリ袋も不要です!それに使い捨てプラスチックもぐっと減ってゴミも減量です♫
\ 新聞紙ゴミ袋の作り方 /