水道水にもプラスチックが混入していることがわかりました.
The Gardianが報告しました (The Gardian, Sep 5 2017).
水道水にプラスチックが含まれる確率は世界的に83%です.
アメリカ合衆国はもっとも混入率が高く,アメリカのあちこちで採集した水道水の94%からマイクロプラスチック(ファイバー)が見つかっています.
EU諸国では混入率は低いですが,それでも72%あります.
500mlの水道水に含まれるプラスチック粒子の数はアメリカで平均4.8個,ヨーロッパで平均1.9個でした.
ボトル販売されている水にもプラスチックファイバーが見つかっています.
プラスチックのファイバーは主に,化学繊維の服を洗濯/乾燥するときに大量に発生します.
アメリカでは,80%の世帯が衣類乾燥機を使っており,そこから排気される空気から大量のプラスチックファイバーが放出され,これが水道水の高い混入率の原因ではないかと考えられています.
なお今回の調査対象に日本は含まれていません.