プラスチックストローの提供をやめた「すかいらーくHD」に続き、使い捨てストローの廃止を決める飲食店・ホテルが国内でも、増えつつあります。
セブン&アイフードシステムズが展開する「デニーズ」は、2019年2月末までに全店舗でプラ製ストローを廃止します(デニーズニュース Sep 2018)。
ドリンクバーを設置している約40店舗で、11月1日から試験的に実施。ストローが必要な人には今まで通り提供しますが、代替品の導入も検討しています(日本経済新聞 Sep 2018)。
日本ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、使い捨てストロー廃止のため、プラ製ストローの代替品を検討しています。すでにシンガポールのKFCでは廃止されているようです(Sustainable Japan Jun 2018)。
ストローのほか、紙コップのフタの使用量も削減する方針。使用しなかった利用客には特典を用意します(日本経済新聞 Sep 2018)。
定食店「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングスは、全国の約350店舗でプラ製ストローから代替品への切り替えを検討中(日本経済新聞 Sep 2018)。
日本にも展開する世界の系列ホテル「マリオット・インターナショナル」は、使い捨てストローとマドラーを2019年7月までに廃止。年間10億本のストローと2億5千万本のマドラーが削減できるとし、必要な利用客には紙製のストローなどを提供します(Reuters 2019 Jul)。
プラスチック製ストローからコストの高い紙ストローへの変更は企業には大きな負担になりますが、それでも代替品の導入が次々と広がっています。 その背景には、環境意識の高い消費者へのアピール、環境問題や社会問題へ配慮している企業を重視・選別して投資を行う「ESG投資」を意識する側面もあるようです。