「メイソンジャー」を普段の料理に♪ プラ製タッパーはもういらない

メイソンジャー

アメリカで昔から使われているメイソンジャー。日本でも人気のアイテムですよね。

メイソンジャーは、プラスチック製のタッパーや容器の代わりになる優れた保存容器です!

もっと気軽に普段の生活に取り入れるヒントをご紹介します♪

メイソンジャーのおさらい

2015年に日本で大流行

メイソンジャーとは、「ねじ葢付きの気密性のある保存用ガラス瓶」のこと。アメリカでは昔から日常的に使われていて、中でもBall社のものは130年以上の歴史があるんです!

日本では2015年くらいに大流行。ジャーサラダや飲み物、デザートなどの食器的な用途からインテリアまで、たくさんの使い方が紹介されました。

ずっと使えるプラなしアイテム

「一時期使ってたけど、今はもう…」という人もいるかもしれません。プラスチック製のタッパーやボトルが溢れている中、メイソンジャーはそれに代わるアイテムの一つ。割らない限り、ずっと使えます。

普段から気軽に使っていけば、プラスチック容器の使用はどんどん減っていきます。(逆に、新しい楽しみや今までになかった知恵が増えていきます!)

そもそもガラス容器って何がいいの?

ガラス容器プラスチック容器
・割らない限り半永久的に使える
・傷がつきにくい
・汚れやニオイがつきにくい
・材質の安全性が高い
・煮沸消毒できて衛生的
・透明なので中身が一目でわかる
・食品の長期保存が可能
・経年劣化する
・傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすい
・汚れやニオイを吸着しやすい
・材質に化学物質が含まれている

安全性の面から見ても、ガラス容器は体に害になるものは含まれていないので安心です。半永久的に使えるので、長い目で見るとお得ともいえますね。

一方、プラスチック容器は樹脂製なので傷がつきやすく、油汚れも落ちにくいですよね。衛生面を考えると、あまり長くは使えません。

Ball社製のメイソンジャー

今回紹介するのはBall社のメイソンジャー。3つの特徴があります!

【特徴1】フタが内蓋と外蓋にわかれている

内蓋でジャーの口をふさぎますが、これだけでは取れてしまいます。リング状になった外蓋を上から締めて、気密性を高めます。

  • 内蓋の周りには、ガラスと密着させるためPVC(ポリ塩化ビニル)が塗布してあります。PVCは避けるべきプラスチック素材ですが、すりきりいっぱいまで入れない限り、食品が直接触れることはありません。
  • 蓋はブリキなので、水に濡れたまま放置するとサビの原因に。洗ったら水気を拭き取りましょう。蓋は単体でも購入できます。

【特徴2】いろんなタイプのジャーが用意されている

タイプサイズ
レギュラーマウス245cc, 480cc, 950cc
ワイドマウス500cc, 940cc, 2000cc
キルトクリスタル130cc, 250cc, 360cc
(蓋はレギュラーマウスと同じ)
エリート250cc, 500cc
(蓋はワイドマウスと同じ)

キルトクリスタルは、クラシックな模様が特徴的。レギュラーマウスより一回り小さいサイズ展開です。

エリートはジャムなどの保存に便利。

そのほか、持ち手付きのジャーや、シャンプーボトルなどに使えるディスペンサータイプもあります。

▼この記事で使ったメイソンジャーはこちらです♪

Ball メイソンジャー キルトクリスタル 250cc 48709
BALL(ボール)
Ball メイソンジャー エリート 500cc 48712
BALL(ボール)

【特徴3】ストローが使える

ストローが使えるメイソンジャー

ストローが使える蓋もあります。レギュラーマウス用、ワイドマウス用それぞれで用意されていますよ。

▼この記事で使ったメイソンジャーはこちらです♪

メイソンジャーを普段の料理に使う5つのヒント

1. 常備菜の保存に

プラスチックのタッパーに入れていた常備菜。

瓶詰めできそうな食品はメイソンジャーに入れて、冷蔵庫で保存すれば同じように使えます♪

ジャーはあらかじめ熱湯をかけるなどして消毒し、自然乾燥させておくと安心。煮沸消毒の方法はこちら

2. メイソンジャーで常備菜づくり

メイソンジャーで常備菜

●「ピクルス」はメイソンジャー料理の代表格!

作り方は様々ありますが、下処理した野菜とピクルス液を合わせて瓶に詰め、数時間から1日漬けたら食べごろに。

冷蔵庫で3〜5日ほど保存できます。そのまま食べてもよし、刻んで別の料理に使ったりと便利ですよ。

●「マリネ」もオススメです!

酢とオイルを使った常備菜。下処理した食材にマリネ液を合わせて、しばらく置いたら完成。冷蔵庫で2〜3日ほど保存できます

●「オイル漬け」で食材とオイルを2度楽しむ!

食材をオリーブオイルに漬けたもの。風味が増して、冷蔵庫で1週間以上保存できるんです!残ったオイルには食材から出たエキスがしみているので、いろいろな料理に活用できますよ。

キノコやオニオン、にんにく、トマト、チーズ、生肉や生魚だってオイル漬けOK!お好みのハーブやスパイスと一緒に漬け込みます。お気に入りレシピを見つけてみてくださいね。

3. 手作りダレやソースを作ってストック

手作りの「焼肉だれ」や、冷奴や鍋物にぴったりの「香味だれ」、しゃぶしゃぶやバンバンジー、サラダなど何にでもあう「ごまだれ」など♪

熱湯で洗って乾かしたジャーに、材料を直接入れて混ぜ合わせればOK。冷蔵庫で8〜10日ほど保存可能です。

ニンニクや唐辛子、ネギを使ったスパイシーなオイル、ハーブや唐辛子を酢で漬けたビネガーも素敵です!

【こちらの本が参考になります!】

4. ジャーサラダを作ってお弁当に

ジャーサラダ

メイソンジャーといえば、ジャーサラダ!

煮沸消毒食材を入れる順番がポイントです。口の広いワイドマウスがオススメ。

●食材を入れる順番

一番上葉もの
(レタス、グリーンリーフ、ルッコラなど)
柔らかめの野菜
(アボカド、トマト、コーン、カリカリベーコンなど)
硬めの野菜
(きゅうり、にんじん、豆など)
一番下ドレッシング

食べるときは、蓋をしたままジャーを傾け、ドレッシングが全体に行き渡るようにします。

そのまま食べてもよし、お皿に移して取り分けてもいいですね。

5. ドリンクやデザートを入れておもてなし

メイソンジャーでドリンク

見た目もかわいいメイソンジャー。

ゼリーパフェプリンなどスイーツ作りにも活用。ホームパーティーを素敵に演出できます。

スムージーデトックスウォーターを作ってジャーへ!グラスとしても使えます♪

煮沸消毒の方法

煮沸消毒は、瓶に詰める直前にやると雑菌が増えず安全です。

1. 鍋底にふきんを敷いて、メイソンジャーと内蓋・外蓋を置く。

2. 全体がかぶるくらいの水を入れ、火にかける。

メイソンジャーの煮沸消毒

3. 沸騰したら、そのまま5〜10分程度煮沸

4. トングを使ってメイソンジャーと内蓋・外蓋を取り出し、清潔なふきんの上で自然乾燥させる。(熱いので早く乾きます)

メイソンジャー自然乾燥

※ジャーの口を上に向けて乾かしてください。

とにかく楽しんで活用してみて!

瓶に食材を入れて、オイルや調味液に漬け込む保存食。食べ頃になるまで待つ時間も楽しみの一つ。

スペシャル感があるので、特別な日の料理にぴったり。

今からの時期ならぜひクリスマスに!早めに準備しておけば、当日ラクラクですよ。

ドライフルーツの洋酒漬け
ドライフルーツ(イチジク、レーズン、ピーチなど)をラム酒やブランデーに漬けたドライフルーツの洋酒漬け。ラムレーズンのアイスやパウンドケーキに!
ジャーサラダ
家にあるもので作ったジャーサラダ。下からドレッシング(オーリーブオイル・塩・ブラックペッパー・粉チーズ・酢)、きゅうり、にんじん、トマト、刻んでチンした玉ねぎ、カリカリベーコン、レタス。

▼この記事で使ったメイソンジャーはこちらです♪

下記の記事では、メイソンジャーの本領発揮!「脱気」という処理をすることで、食品を長期保存する方法をご紹介しています!