プラ製ラップ不要!「ふきん」でおにぎりを握る、ご飯の冷凍・温めも

キッチンの使い捨てプラスチックといえば、ラップです。

「脱プラしたいけど、やっぱり普通のラップは手放せない!」とお悩みではないですか?

ここではラップを使わずにふきんで「おにぎりを握る方法」と「ご飯を冷凍・温める方法」をお伝えします!

少しずつラップの出番が減るのを実感できますよ♪

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ラップ不要!濡れふきんを使ったおにぎりの握り方

おにぎりは手で握った方がおいしい!

濡らしたふきんを使えばラップがいらなくなります。

1. 清潔なふきんを水で濡らして固く絞る

2. 熱々のご飯をお茶碗によそう(あらかじめ塩をふっておいてもOK)

お茶碗によそったご飯

3. 片手にふきんを広げ、その上にお茶碗のご飯を乗せる

手のひらに広げたふきんにご飯を乗せ、具を置いた様子

4. 2〜3回握って完成

布巾で包むようにご飯を握る様子

出来上がったおにぎり

ちょっと形はいびつですけど…ふっくら、美味しい!

でもラップで握るのと何が違うんでしょうか?ふきんを使うメリットを考えてみました。

熱々でも手で握れる

炊きたてのご飯

濡れふきんなら炊きたてのご飯でも余裕で握れます。

おにぎりは熱々の状態で握った方が断然おいしい!とはいえ、熱くて手が火傷しそうになることも…。だからラップを使いたくなるんですよね。

濡れふきんなら熱々のご飯も平気で握れます。しかもお米がふきんに付くこともありません。

通気性があるので、握っている最中も蒸れる心配がないですよ。

ふっくら握れる

竹ザルの上に並んだおにぎり

ふきんで握ると、ラップよりもふっくらと仕上がります。

ラップだと常にご飯とぴったり密着するため、ふんわりと握ることが難しいです。形がはっきりと出るので、整えようと何度も握ってしまいます。

一方、ふきんはご飯との間に隙間ができます。握った瞬間だけ圧力がかかり、ふんわりとまとまります。

それに中身が見えないため、「いい加減さ」が生まれ、それが返ってほろっとした食感を生むんです♪

濡れふきんでご飯を冷凍・温める方法

残りご飯の冷凍保存には「濡れふきん」が便利!

小分けしたご飯をラップで一つずつ包んで冷凍保存することが多いと思いますが、ラップは使い捨てプラスチック。

ここでは「濡れふきん」で冷凍から温めまで行う方法をお伝えします♪

冷凍する方法

1. ふきんを水でよく濡らして固く絞る

布巾を水で濡らすようす

2. ふきんの上にご飯を乗せる

濡らしたふきんの上に乗せたご飯

3. 包んで冷凍庫に入れる

ふきんで包んだご飯

MEMO
ふきんは清潔なものを使ってください。古いとご飯に匂いが移ることがあります。

温める方法

冷凍庫から取り出したら、そのまま電子レンジで3分温めるだけ!ほかほかでふっくらしたご飯が蘇ります♪

電子レンジで加熱した冷凍ご飯

ポイントは乾燥せないこと!凍った状態ですぐ温めた方が美味しく出来上がります。

使い終わったふきんは鍋で煮洗いすると衛生的ですよ。

\ 煮洗いの方法はこちら! /

食器洗いする女性スポンジじゃなくてもよくない?「食器洗い」をプラスチックフリーにする方法

濡れふきんでご飯をおいしく冷凍保存する4つのヒント

濡れふきんでもっと便利に、美味しく冷凍保存するヒントをまとめました!

1. よく濡らしたふきんを使う

布は包む前に水でよく濡らすこと。

十分に濡れていないと、温めた後にご飯が布にくっついてしまいます。

濡らした布と、乾いた布でどれだけ違うかやってみました。それぞれ同じ分量のご飯を包んで冷凍庫へ。凍ったら電子レンジで3分間温め、ご飯の状態をチェックしてみました。

\ 結果 /

濡らした布巾と乾いた布巾でご飯の保存状態を比較

左:濡らした布 右:乾いた布 濡らした方は全くご飯粒が付いていない。

濡らしたふきんは全くご飯がくっついていません。箸でも自然に取ることができます♪ 食感も炊きたてのご飯のようで美味!布の水分が冷凍庫による乾燥を防いでくれます。

乾いたふきんは、ご飯がたくさんくっついてしまいました。特に冷凍庫に置いた時に上になる面は剥がした時に次々と付いてきます。全体的に塊のようになってしまい、箸で取りづらい。一方、冷凍庫に接する面は乾燥がひどく、ボソボソとした食感になってしまいました。

MEMO
ふきんにたくさん米粒がついてしまったら、水を張ったボウルにしばらく浸けておくと簡単に取れます。

2. 普通の綿のふきん・手ぬぐいを使う

使う布は木綿のふきんや手ぬぐいが一番

試しに「綿のふきん」「びわこふきん」「ガーゼ」の3つで比較してみました。

普通の布巾、びわこふきん、ガーゼで包んだご飯

左から普通のふきん、びわこふきん、ガーゼ

どれも水でよく濡らして固く絞り、同じ分量のご飯を包んで冷凍後、電子レンジで加熱。保存状態が一番良かったのは…?

\ 結果 /

ご飯のくっつきがほとんどなかったのは普通のふきんとガーゼ。びわこふきんにはたくさんのご飯粒が付いてしまいました。

ガーゼに包んだご飯を温めた様子

普通のふきんやガーゼならご飯のくっつきなし!(写真はガーゼ)

びわこふきんにたくさんご飯粒が付いている様子

びわこふきんにはたくさんご飯粒が…

食感はどうでしょうか?

一番ふっくら、もちもち感があったのは普通のふきん!ガーゼでももちもちとした食感がありますが、少しだけ硬さを感じました。

びわこふきんはご飯が塊に…。食感もボソボソしていました。布自体の目が粗いため、ご飯が乾燥しやすいのが原因と考えられます。

\ びわこふきんは食器洗いにおすすめ! /

食器洗いする女性スポンジじゃなくてもよくない?「食器洗い」をプラスチックフリーにする方法

3. ワックスペーパーやクッキングシートを敷く

ワックスペーパーを敷いて冷凍する様子

包んだご飯の下にワックスペーパーやクッキングシートを敷いて冷凍庫に入れると、庫内へのくっつきを防げます。

水分のあるものを冷凍すると、霜がついて庫内にくっついてしまいます。

冷凍庫の中に霜が付いた様子

濡れふきんも同じように、冷凍すると全体に霜が付いて、取り出す時に苦労することも。そこでワックスペーパーなどを下に敷いておくと楽に取り出せるんです

濡れふきんで包んだご飯を重ねて冷凍するときも同じ。そのままだと強力にくっついて大変です。間にワックスペーパーを挟むといいですよ♪ ワックスペーパーは一度で捨てず、繰り返し使ってください。

ご飯を包んだ濡れ布巾同士がくっついている様子

ちなみに…ミツロウラップでも試してみましたが、効果なしでした。ミツロウラップも同じ布であるせいか、霜でくっついてしまいました。

4. 何日も冷凍するときは保存バッグに入れる

3日以上冷凍する場合は、保存バッグに入れると美味さが長持ちします

おすすめの保存バッグは、stasherなどのシリコーン製のもの。洗って繰り返し使え、お料理や収納など幅広く活用できます。

ご飯の保存に使いやすいのはこちらのLサイズ。上下に重ねると4膳分くらい入りますよ♪ あらかじめ凍らせておくと入れやすいです。

濡れ布巾に包んだご飯をシリコーンのバッグに入れて冷凍した様子

\ シリコーン製のバッグはこちら! /

プラスチックフリーな保存容器と便利グッズ「保存容器」はガラス・ホーロー・ステンレス・シリコーンで脱プラ!

丈夫ですぐ乾く「さらし木綿のふきん」がおすすめ!

何メートルもの長い木綿がひとつながりになった「さらし(晒)」。

好きな長さにカットして、自由に使えるのが魅力です。

今回ご紹介したようにラップの代わりとして使うほか、次のような用途で幅広く活躍してくれます♪

  • お皿や野菜の水気を拭く
  • お豆腐、茹で野菜などの水気をきる
  • 出汁をこす
  • ラップの代わりにする(濡らして包む、水滴を吸収する)

(今後改めてさらしの活用法をご紹介する予定です)

プラ製ラップには添加剤がたくさん!不適切な焼却でダイオキシンも発生

環境や健康のためにも、プラ製ラップを避けたい理由があります。

プラ製ラップの多くはポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル

ポリ塩化ビニル製のラップの成分表示

プラスチック製のラップの多くはポリ塩化ビニリデンポリ塩化ビニルでできています。

ポリ塩化ビニリデンは家庭用のラップに多く、よく知られいるク○ラップ、サ○ンラップもこれにあたります。

ポリ塩化ビニルはスーパーなどで生鮮食品の包装によく使われています。

これらのラップには、柔らかく加工するため「可塑剤」という添加剤が大量に(5〜25%も!)入っています(食品安全委員会)。

MEMO
他にもポリエチレンやポリオフィレン製があります。これらは添加剤が使われておらず、比較的安心。ただし密着性が劣ります。

どんな添加剤が入ってる?食品への移行はある?

ラップで包んだご飯

これらのラップについて分析を行った調査によると、ポリ塩化ビニルのラップからは「アジピン酸エステル」と言う可塑剤が大量に検出されました(材質中の残存量14~38%!)。

ポリ塩化ビニリデンのラップからは「クエン酸エステル」「セバシン酸エステル」と言う可塑剤が検出されています(材質中の残存量3.9〜6.1%)(Kawamura et al. 1999)。

ラップで食品を包むことで、これらの添加剤が食品に移行することもわかっています(Saito et al. 2002, Goulas A. et.al. 2007)。

健康や環境への影響を考えると使わない方が無難

日常的に摂取するレベルの添加剤が健康に影響があるかどうか、よくわかっていません。

またゴミとして燃やす場合、ポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデンは塩素を含むため、高温で焼却できる施設で適切に処理されないとダイオキシンが発生するリスクが増大します。

予防策としてラップの使用は最小限に控え、綿のふきんやミツロウラップ、プラ以外の保存容器を積極的に活用した方が安全と言えます。

\ ミツロウラップ・保存容器はこちら! /

ビーズワックスかわいく脱プラ!蜜蝋(ミツロウ)エコラップの作り方&使い方 プラスチックフリーな保存容器と便利グッズ「保存容器」はガラス・ホーロー・ステンレス・シリコーンで脱プラ!

まとめ

使い捨てラップは他のもので代用することで、使う頻度がグッと減ります。

ミツロウラップや保存容器を使えば冷蔵・冷凍保存が可能。ラップをして電子レンジで温める時は、お皿を被せればOK。

そして今回お伝えしたように、おにぎりを作ったり、包んで冷凍したりする時はふきんが使えますね。

「絶対必要」というのは思い込み。身の回りにあるものでいくらでも代用できます!