グリーンをもっと素敵に!プラじゃない「プランター・鉢」の種類まとめ

白い陶器(釉薬あり)の鉢に植えた黄色い小さな花

ガーデニングには欠かせないプランターや鉢。

たくさんのプラスチック製のプランターで溢れていて、「安いからプラ製でいいや」と安易に購入していませんか?

手に取りやすい反面、植物への負担や環境への影響も。

ここではプラじゃないプランターの素材の特徴をご紹介!形や大きさから、それに適した植物もわかるようになりますよ。

身近なものを再利用して植物を育てる方法も♪ 簡単なのですぐ実行できますよ。

プランターの素材は7つ!植物に優しいのはテラコッタ・陶器・木

プランターの主な素材は7つ。それぞれの特徴や注意点を知っておけば、安心してプラなしできます。

「プラスチック」は扱いやすいけどマイクロプラが心配

<メリット>

  • 価格が安い
  • 色や形など種類が豊富
  • 軽くて扱いやすい
  • 壊れにくい

<デメリット>

  • 通気性や排水性が悪い
  • 熱がこもる
  • 劣化するとマイクロプラスチックが出る

プラスチック製のプランターはサイズが豊富価格も手頃と合って、気軽にガーデニングを始められます。

また、軽くて管理しやすいので、よく植え替えする人には使いやすいですよね。

その反面、通気性が排水性が悪く、根腐れを起こしやすくなります夏はかなり熱がこもるので、植物にとっては負担も大きくなります。

比較的丈夫ではありますが、年数が経つと紫外線や雨で劣化。細かいマイクロプラスチックが地面に落ちたり風に飛ばされたりする心配も

再生プラスチックで作られたエコ商品も多いですよね。新たなプラスチック原料を消費しないメリットはありますが、劣化はするのであまりおすすめはできません。

花を植えたプラスチック製のプランター

MEMO
「FRP」という素材もプラスチックの一種。繊維強化プラスチックやファイバークレイと呼ばれ、ポリエステル樹脂にボンドとストーンパウダー(石粉)を混ぜ、ガラス繊維で強化したものです。

「テラコッタ(素焼き)」は植物に一番あってる

<メリット>

  • 熱がこもらない
  • 通気性・排水性がいい
  • 自然な風合いが素敵

<デメリット>

  • 割れやすい
  • 比較的重たい

テラコッタは粘土を700〜900℃の低温で焼いたもので、目に見えない孔がたくさん空いています。

そのため空気や余分な水の通りが良く根が呼吸しやすく根腐れもしにくい植物に優しい素材。

素朴な作りで、年数が経つごとに味わいが増していきます♪

厚みのあるものや大きいものはかなりの重量。ですが安定感は出ます。

柔らかい素材なので強い衝撃が加わるとヒビが入ったり割れたりすることも

また、寒冷地では水分を含んた状態で放置すると、鉢が割れることがあるので要注意。

デローマの長方形プランター

世界中で人気の高いデローマ社のテラコッタプランター(幅32cm)

テラコッタプランターの底にあいた排水穴

排水用の穴が2ヶ所

テラコッタのプランターにカラフルな花を植えた様子

テラコッタの長方形プランターに植えたポーチュラカ。水はけを好む植物との相性◎

陶器(釉薬なし)の鉢に植えたラベンダー

こちらはモスポットと呼ばれるアンティーク感あふれる鉢。ラベンダーを植えました。

素焼きの陶器鉢のザラザラとした表面

素朴な表情がお気に入り。もとは真っ黒だったけど、縁が茶色に変わってきた。それもまたいい味わい。

▼この記事で使ったテラコッタのプランターはこちらです♪

デローマ社のテラコッタプランター(32cm、42cm)

 

「木製」は超自然派!でも塗料に注意

<メリット>

  • 通気性・排水性がいい
  • デザインが素敵
  • 自然な雰囲気が植物とマッチする

<デメリット>

  • 木が朽ちやすい
  • 変形しやすい

木製も通気性・排水性がよく、植物に優しい素材。ナチュラルな雰囲気も楽しめます♪

ただし、やはり木なので腐ってきたり、変形したりしやすい素材。他の素材と比べて耐久性は落ちます。

そのため、多くの木製プランターは塗装されていますが、その原料には合成樹脂(アクリル)や顔料、防虫剤、防腐剤、防カビ剤などが使われています。

プランター自体は長持ちしますが、野菜などを育てるには少し心配にはなりますよね。。

とはいえ、無塗装の木製プランターはあまり出回っていないのが残念。

メルカリなど個人で出品されたものを購入するのが一番簡単です。

もし自分で作るなら、塗料は防虫効果のある柿渋(自然由来の塗料)がおすすめですよ。

木箱をプランターがわりにして花を植えている様子

木箱(?)だったものをプランターに。りんごやワインの木箱が手に入るとラッキー♪

木桶をプランターに活用している様子

木桶もプランターに!アンティーク感があっていいですね^^

「陶器」は釉薬ありなしで良さが変わる

<メリット>

  • 色や形が豊富でおしゃれ
  • 室内・屋外どちらでも使える
  • 通気性・排水性がいい
  • 釉薬(塗料)があるものは汚れにくい

<デメリット>

  • 重たい
  • 価格が高め
  • 壊れやすい
  • 釉薬(塗料)があるものは通気性・排水性が悪い

温かみのある陶器の鉢。室内・屋外どちらでも使うことができます

陶器は土を1100〜1200℃の高温で焼いたもの。材料となる土の種類によって手触りも変わってきます。

また、テラコッタと違って鉢に水分が残っていても割れにくく、寒冷地でも安心です。

陶器は表面に釉薬(ゆうやく)が塗られているかどうかで特徴が変わってきます

釉薬があるものは模様や濃淡がついて、陶器らしい1点もののような仕上がりに

さらに釉薬は焼かれることでガラス質になり、汚れがつきにくくなります。そのため通気性・排水性は落ちてしまいます

大きなものはかなりの重量。これ以上ない安定感ですが、移動は大変です。

白い陶器(釉薬あり)の鉢に植えた黄色い小さな花

白い陶器(釉薬あり)の鉢に植えたダールベルグデージー

ツルツルとした表面

ツルツルとした表面は泥がついてもすぐに綺麗になる

MEMO
石が原料の「半磁器」という素材もあります。陶器より耐久性があり、薄くても丈夫です!

「セメント」は湿気を嫌う植物にぴったり

<メリット>

  • 価格が安い
  • 乾きやすい
  • 劣化しにくい

<デメリット>

  • 欠けやすい

セメント鉢は陶器と違って焼き固める必要がないためお値段もお手頃

型に流し込んで作られるので、多面体など個性的なデザインも多いです。

水が外に染みやすく乾きが早いので、サボテンや多肉植物などジメジメした環境を嫌う植物にぴったり^^

劣化しにくい素材ですが、衝撃で欠けやすい面もあります。

ずっしりとした重量感があるため、鉢のサイズはどれも小さめです。

多肉植物が植えられたセメントの鉢とキャンバスに描かれたイラスト

無機質なセメントの鉢に多肉植物がマッチ

「ブリキ」はおしゃれだけど高温になりやすい

<メリット>

  • 空き缶をリメイクすればタダ
  • デザイン性が高い
  • 軽い

<デメリット>

  • 熱がこもりやすい
  • 通気性・排水性が悪い

ブリキは可愛いデザインのものが多く、おしゃれなインテリアに。

好きな空き缶を自分で加工して作る楽しみもありつつ、コストも抑えられます

ですが、金属のため強い日差しに当てるとかなり高温に。植物が触れると茶色く焼けてしまうこともあります。

直射日光を避けるなど、置き場所に注意が必要です。

アンティークの白い缶に紫色の花を植えている様子

アンティークの缶がおしゃれな植木鉢に。

多肉植物を植えたブリキの取っ手付き容器

小さなブリキの取っ手付き容器に多肉植物がかわいい^^

「ガラス」は透明ゆえに様々な見せ方ができる

<メリット>

  • ハイドロカルチャー、テラリウム、水耕栽培などいろんな見せ方ができる
  • 水の過不足が目で見てわかる
  • おしゃれなディスプレイになる

<デメリット>

  • 通気性がない
  • 長期間の栽培には向かない
  • 育てられる植物が限られる

アレンジの幅が広く、いろんな見せ方ができるガラスポット。

代表的な使い方として、ハイドロカルチャー、テラリウム、水耕栽培の3つがあります。

どれも共通するのはディスプレイとしてとにかくおしゃれ!透明なガラスが植物の存在感を自然に引き立ててくれます。

透明なので水の減りがわかりやすく、水やりの加減がしやすいのもガラスならでは。

ただし通気性がないので、うっかりすると根腐れしたり、器の中が不衛生な状態になったりしやすい点に注意です。

また、衛生面から長期間の栽培が難しくなり育てられる植物も限られてきます

こういったデメリットを補うため、最近では通気性のない器でも長く楽しめる用土も出てきているようです。(例えば、「ベラボン」というヤシの実チップなど)

ガラスの器でハイドロカルチャーした観葉植物

ポピュラーなハイドロカルチャー。ハイドロボール(粘土質の水成岩を高温で焼いたもの)を用土として使う。

苔やシダなどを組み合わせたテラリウム的ディスプレイも素敵^^

もちろんお花も育ちます。ヒヤシンス、クロッカス、スイセン、ムスカリなど球根の花なら専用のガラスポットで水耕栽培可能。

野菜も水耕栽培!切った野菜の根っこを水に浸して再生する「リボーンベジタブル(リボベジ )」もおすすめ。食品ロスの削減、家計の手助けに。

水を張ったガラス瓶でネギと水菜をリボーンベジタブルしている様子

ネギ(左)と水菜(右)を水を張ったガラス瓶でリボベジ 。ネギはニョキニョキ成長中。水菜は葉っぱが少し出てきている。

プランターの形・サイズの種類とおすすめ野菜

素材の特徴がわかったら、次は形やサイズ!タイプごとに植物との相性も見ておきます。

形は長方形・正方形・丸型・ハンギング

4つ並んだブリキや陶器の小さな鉢

形は大きく分けて4タイプ。スペース、見栄え、植物の根の深さなどのポイントで選びます。

MEMO

タイプごとにプラフリーなプランター・鉢の商品リンクを貼りたかったのですが、膨大でわかりにくくなるためおすすめショップのリンクをのせておきます!

長方形

長方形のプランターは奥行きがないため、ベランダなどのスペースの限られた場所でも使いやすいです。

野菜でも花でも、オールマイティーに活躍します^^

正方形

スタイリッシュな正方形タイプ。深さもあるので根が深く張る植物におすすめです。

丸型

立体的な見せ方ができる丸型タイプは寄せ植えにぴったり。

360度どの角度からでも楽しめるので、玄関のアプローチに置くと見栄えします。

ハンギング型

ハンギングプランターは壁にかけたり、天井から吊るすタイプのもの。

植物の成長を毎日鑑賞して楽しめます♪

木やブリキならナチュラル感を演出できて見栄えもGood。ココヤシの繊維でできたものなら軽くて扱いやすいですよ。

サイズは浅型・中型・深型

白い花がいっぱいのテラコッタの鉢

サイズはまず植物にあった深さをチェック。深さは浅型・中型・深型の3つがあります。

浅型

浅型タイプは用土が20Lくらい入って、深さが15〜20cmほど。

根が浅く張る植物や、背丈の低い植物を植えるのに向いています。土が乾燥しやすいため根腐れしにくいですよ。

野菜なら:リーフレタス、ラディッシュ、コマツナ、インゲン、パセリなど(葉菜類)

観葉植物なら:パンジー、ビオラなど背の低い草花、球根系の花、サボテンなど多肉植物

中型

中型タイプは用土が15Lくらい入って、深さが25cmほど。

汎用性の高いプランターで、背が高いものから低いものまで幅広く植えられます

ですので、あまりに根が深く伸びたり高く成長したりする植物でない限り、オールマイティーに使えますよ。

浅型にも適しているリーフレタスやコマツナ、ホウレンソウなどの葉菜類もOK。

長方形プランターなら畑と同じように植えることができておすすめです。プランターの幅は植える株数によって決めてくださいね。

深型

深型タイプは用土が20L以上入って、深さが30〜40cmほど。

安定感があるため背が高くなる樹木や観葉植物深く根の張る植物を植えます。

深さがある分、水持ちも良いのが特徴。底に水がたまりやすいので、必要なら底にゴロ石を多めに入れたり通気性のいい培養土を使用したりしてください。

野菜なら:ミニダイコン、ニンジン、カブ、サツマイモ、サトイモ、ミニトマトなど

観葉植物なら:ユリ、シンビジウムなど

上へ上へと成長するものは、転倒しにくい丸型がおすすめです^^

MEMO
ダイコンやネギ、夏野菜(トマト、ナス、ピーマンなど)は深型で容量も大きいジャンボサイズがおすすめですが、軽量化のためほとんどプラスチック製(ファイバークレイなど)になります。。

「号」や「型」で簡単にわかる!プランター・鉢の容量

よく「号」や「型」という字を目にしますが、どのくらいのサイズ感かイメージできますか?

次のことを覚えておくと、パッと大きさがイメージできるようになりますよ。

鉢のサイズは「号」、プランターのサイズは「型」で表されます。

 

1号は3cmなので、10号=直径30cmの鉢

1型は1cmなので、40型=長辺が40cmのプランター

どちらも数字が大きくなるほどサイズも大きくなります。

身近なものをリユース!牛乳パックや卵パックに種まき

ちょっとしたアイデアで、家にあるもので植物栽培できます^^

「牛乳パック」でミニ家庭菜園

牛乳パックで作られたミニプランターから二十日大根の芽が出ている様子

牛乳パックが小さなプランターに変身!

パックの口を閉じて排水用の穴を開け、表面をくりぬくだけの簡単ステップ。

お子さんと一緒にタネのまき方や育て方を調べて、最後は収穫!楽しみが1つ増えそうですね^^

参考 子どもといっしょに野菜を作ろう!(1)お部屋の中で小さな畑NHK

「卵パック」も苗ポットに再利用

プラスチックパックに入った卵

卵パックは苗ポットの代わりに!

卵のパック2つで作り、1つはタネ植え用、もう1つは給水用になります。

作り方はタネ植え用のパックのくぼみに排水用の穴を開け、土を入れてタネを蒔くだけ。

給水用のパックに水を入れ、上に重ねてセットすると穴から給水されます。

新しく苗ポットを買わずにすみますし、ゴミになるものを有効利用できるのは嬉しいですね。

参考 家庭菜園、種から育てる作物の種まきに卵パックを使ってみた結果チクワのよくばりな日常
MEMO

ちなみに、紙の卵パックでもできるとのこと。

紙なのでふやけますが、崩れることはないようです。プランターに植え替えるときは指でちぎって切り離せます。

あらゆるものをプランターにする工夫がいっぱい!

ほかにも、藤のかごなど自然素材のバスケットに寄せ植えすることもできます。

かご、新聞紙、網戸の網の残りがあれば素敵なプランターが完成。

そのほか、あらゆるものをリユースしてガーデニングをされているこちらのブログはアイデア満載です^^

参考 リユースで種まき つくり方のイメージリユースでガーデニング

まとめ

いかがでしたか?

ここではプラフリーなプランターの素材の特徴や形やサイズの種類、リユースでプランターの代わりになるものをお伝えしました。

プラフリーな素材としては主にテラコッタ、木、陶器、ガラス、セメント、ブリキの6つ。

通気性・排水性のいいテラコッタ、木、陶器が植物の栽培に特に適しています。

形やサイズも様々ですが、それぞれの特徴を知っていると「とりあえず」で買うことも、失敗もなくなります。

今持っているものを有効活用しつつ、プラスチック以外の素材の機能性や雰囲気の良さを取り入れてみると、ガーデニングがより楽しくなりますよ♪