変幻自在になんでも包んでしまえる風呂敷。
最大の魅力は、その機能性の高さ!包む・運ぶ・覆う・収納するといったことが1枚でできてしまいます。
一つの用途に縛られずくり返し何度でも使え、小さく畳んでおけば場所もとらない超優秀アイテム。
サイズ違いでいくつか持っておけば、いろいろな場面でかなり使えると思うのです!
好みの風呂敷をあれこれ揃えるもよし、手持ちのハンカチを活用するもよし。
風呂敷とハンカチでプラスチックを避けつつ、ゴミを減らすヒントをご紹介します!
風呂敷の便利な使い方の動画はコチラ▼
基本の結び方は「真結び」だけ!
いろんな包み方があって難しそうな風呂敷。
でも大丈夫。「真結び」という基本の結び方さえ覚えておけば、どんな包み方もきれいに仕上がります。
簡単にほどく方法も合わせてチェック!
わかりやすいように、2つの布を使っています。
①左右を交差させる(どちらが上でもOK)
②1回結んで、手前の布を中央に向けて倒す
③奥の布を上からかぶせて結ぶ
④左右を引っ張って完成
①片側(ここでは黄色い方)を結び目に向けて倒す
②布が一直線になるように引っ張る
③結び目を持って引き抜く
風呂敷で外出時のプラごみを減らす方法
買い物や食事の際に出るプラごみ。
風呂敷やハンカチがあれば避けられるものがあります。
レジ袋・ショッピングバッグを避ける
風呂敷をバッグとして使うのは最もポピュラーな方法。
難しそうに見えますが、作り方はとてもシンプル。持ち手付きにもできて、調べるとかなりたくさんの種類が見つかります。
荷物が増えたりエコバッグを忘れたりしても、カバンの中に畳んで入れておけばいつでもさっと取り出してバッグに。
レジ袋やお店のショッピングバッグを消費せずにすみます。
慣れれば場所をとらず立ったまま作れますよ。
しずくバッグの作り方
①風呂敷を裏面にして三角に折る
②三角の両端をそれぞれ一つ結びする
④両方の結び目を中に入れる
【参考】風呂敷専門店 むす美
水を弾く超撥水風呂敷。ポリエステルですが、災害時などに重宝しそうです。
バッグの作り方さえ知っておけば、水を運ぶ道具として使えます。絞ればシャワーのようになるので、何人かで使いまわすこともできそう。
使い捨ての子供用エプロン・スタイを避ける
45cmくらいのハンカチや風呂敷は、食事の際の子供用エプロンに!
ファミレスなどの外食チェーン店では、よく子供用の使い捨てエプロン・スタイをサービスしています。
ポリエステルや紙でできていて、いずれにせよ一度でも使ったらゴミになるものです。
もし普段使っているものを持参していなければ、手持ちのハンカチや風呂敷で作ってしまいましょう。
食べこぼしをキャッチできるエプロンだって簡単に作れます!
子供用エプロンの作り方
①風呂敷の下側の両端をそれぞれ一つ結びする
②上側を子供の首にかけて真結びする
③子供用エプロンの完成!
【参考】tomoni使い捨てのお手拭きを避ける
お店で出される使い捨てのお手拭き。あれば反射的に使っていませんか?
お手拭きだけでなくプラスチック包装も1回でゴミになります。トイレで手を洗ってハンカチで拭けば済むことです。
風呂敷で過剰包装を避ける方法
誰かに渡すプレゼントや贈り物。
風呂敷なら、テープなど使わずとも1枚でしっかりと包むことができます。
昔からの伝統的な包み方から、現代風にアレンジされたおしゃれなラッピングまで包み方はさまざま!
過剰なラッピングはテープやリボン、飾り、ラッピングペーパー、のし、外箱などプラスチックに限らずたくさんのゴミが一度に出ます。
必要なのは中身だけのはず。
お店に任せると色や柄、包み方が決まってしまいますが、ハンカチや風呂敷なら自由自在。
包みごとプレゼントしてもいいですし、相手の目の前で華やかに包んだ布をパッとほどけば、それだけで特別なものになります!
リボン包み
①中身を右辺から10cmの位置におく
②そのまま中身を手前にパタンと倒す
③下側の布を上にかぶせる
④左側の布を右へかぶせる
⑤中身ごと上にパタンと倒す
⑥右辺の布をかぶせる
⑦角に近いところで真結びする
⑧形を整えて完成!
風呂敷で旅行グッズの消費を減らす方法
旅行の準備。
衣類は風呂敷に包んでスーツケースに入れるといいですよ。
プラスチックの圧縮袋は衣類のシワが心配。
サイズ選びも難しく、大きすぎるとかさばるし、小さいとぎゅうぎゅうに。安いものだと破れやすく、そうなるともう捨てるしかありません。
風呂敷なら包み方でサイズ調整が簡単にできます。
厚紙の上に畳んだ衣類を乗せて包むと型崩れしにくいですよ。
風呂敷に包むことで、バッグを開けたときに持ち物が丸見え(下着だったら最悪!)なんていう心配もありません。
圧縮できない分、最小限の荷物でミニマルに旅を楽しめるようにもなります♪
旅先では小さなバッグにして活用すると便利。
風呂敷で収納グッズの消費を減らす方法
持ち物の収納や目隠しにも使える風呂敷。
安易に買ってしまいがちな収納グッズも減らせます。
プラスチックの衣装ケースを減らす
オフシーズンの服や着なくなった服は、風呂敷に包んで保管しておくと収納スペースの節約になります。
プラスチックの衣装ケースだと、割れたり場所をとったりする上、いらなくなったら粗大ゴミに。
風呂敷なら、かさばりやすい冬物のダウンやベストもしっかり包んでコンパクトに収納。不要になっても小さく畳んでしまっておけば邪魔になりません。
ワンシーズンを通して着なかった服もまとめて包んでおきます。次のシーズンも着ることがなければ、そのままリサイクルや処分に回してクローゼットをスッキリ片付けることができます!
目隠し、ほこりよけに使う
プリンターやパソコン、DVDレコーダーなど、普段からほこりよけに風呂敷をかけておきます。
掃除が楽になるし、故障しやすい精密機器をほこりから守れて一石二鳥。
子供のおもちゃ箱や見られたくない洗濯カゴの中身など、風呂敷をかけて目隠しに。(ただし整理整頓はいつも心がけましょう!)
持ち物の一時的な収納に使う
一時的にものを保管する道具としても風呂敷が使えます。
例えば、子供が夏休みに持って帰ってくる学校用品(上靴、たて笛、引出しの中身など)。レジ袋や紙袋だと雑多な感じになるし、型崩れしやすいので収納が難しいのです。
風呂敷ならきっちり包めて場所移動も簡単。物がなくなる心配もありません。
風呂敷の選び方
素材やサイズに注目して選んでみてください。
素材は綿100%
生地の素材は綿100%のものがオススメです。
通気性・吸水性が高く、しかも丈夫で価格もお手頃。
ポリエステル製など洗濯のたびに切れたり抜けたりした繊維がマイクロプラスチックとして排水されていきます。
ペットボトルをリサイクルして作った風呂敷(再生PET製)もあります。新しいプラスチック原料を必要としない点では持続可能と言えます。
サイズは用途をイメージして選ぶ
サイズ別の主な用途は次の通り!日常的にどんな風に使いたいかイメージしてみてください。
中巾(約45〜50cm):お弁当つつみ、ランチョンマット、袱紗(ふくさ)など
二巾(約68〜70cm):菓子折りやワインなど贈り物のラッピング、ミニバッグなど
二四巾(約90cm):一升瓶のラッピング、サブバッグ、旅行の荷造り、収納など
三巾(約100〜104cm):大きめのバッグ、テーブルクロス、収納など
まとめ
風呂敷って本当に奥が深い便利グッズ。
使わなくなった大判ストールやスカーフでも十分代用できますし、包み方もご自身のオリジナルで全く問題ありません。
プラスチックの大量消費を抑えるアイデアにつながれば幸いです!