IMO(国際海事機関 : 海上の安全や船舶による海洋汚染防止などの問題を扱う、国連の専門機関)は、船舶から海にもたらされるプラスチック汚染や、そのほかのゴミを厳しく取り締まる新しい計画を採択しました (Business Green Oct 2018)。
計画の中には、次のことが含まれています (TreeHugger Nov 2018)。
- 港湾の廃棄物処理能力の強化
- 不法投棄や「ゴーストネット」を防ぐため、漁具をマーキング・追跡する取り組み
- 船舶のコンテナ紛失の報告
- 海洋ゴミ(小型の船から出るもの)の発生源を推定する研究や、それを阻止する研究
「マルポール条約」で定められた条件にそぐわない廃棄物は、海に投棄せず陸上に持ち帰らなければなりません。
そういった厳しい条約があるにも関わらず、プラスチックなどのゴミを平気で海に投棄する悪質な船舶が存在しています。
漁業で使う網は、紛失や不法投棄によって海中を漂い、海の生き物に大きなダメージを与え続けます(ゴーストネットと呼ばれます)。
陸上から出るプラスチックだけでなく、船舶によるプラスチック汚染も世界中の海で問題になっています。