再利用可能なエコバッグ。
「買い物袋として使えれば何でもいいんじゃないの?」と思われる方も多いと思います。もちろん、すでに使っているものがあれば、それを活用し続けるのがベストです。
ここでは、お買い物のお供に「コットンバッグ」が優れている理由を4つお伝えします。
さらにエシカルなコットンバッグもご紹介していますので、新しく購入する際の参考にしてみてください。
「コットンのエコバッグ」をオススメする4つの理由
プラなし生活がオススメするエコバッグは、コットンでできたものです。
何も新しく買う必要はありません。昔から持っているキャンバストートや、ショップでノベルティーとしてもらったものでOK。
コットンバッグがおすすめな4つの理由とは?
理由① 土に還る
コットンバッグは、もし不注意で落としてそのまま放置されたとしても、土に還ります。
「コンポスト」ってご存知でしょうか?微生物の働きによって、生ゴミを土(堆肥)にする処理方法です。コットンバッグも、生ゴミと同じく微生物によって分解され、半年ほどでなくなるんです。
一方、ポリ袋などプラスチック製のものは分解されるのに数百年かかると言われています。
理由② 簡単に洗える
コットンなので、Tシャツと同じように汚れたら洗濯機で洗えます。
お持ちのエコバッグは、定期的に洗っていますか?汚れに気づかないまま放置すると、大腸菌などの怖い菌の繁殖につながる場合があります。
(2011年にアメリカの化学工業協会(ACC)が報告した内容によると、調査した51%のエコバッグから大腸菌が見つかり、定期的に洗濯されていたのはたったの3%だったそうです!)
使用頻度にもよりますが、2週間に1度は洗濯をしましょう。コットンバッグなら簡単に洗えてお手軽ですよ。
理由③ 丈夫で長持ち、破れても直しやすい
コットンバッグは長く使えるアイテムです。
破れても針と糸でふさいで修理できますし、キャンバス地のような素材であれば厚手で丈夫です。
新しく買う場合は、丈夫な作りになっているか次の点をチェックしてみましょう。
・持ち手や底の部分はしっかり縫いつけられているか?
・おかしな位置に縫い目がないか?
理由④ 持ち運びやすい
薄手のコットンバッグは畳んでコンパクトにしまえます。
いつもカバンの中に入れておいたり、車の中に置いておくといいですね。
ちなみに、よく忘れてしまう人にはChico Bag(チコバッグ)がオススメ。ポリエステル製ですが、付属の収納袋に小さくしまえます。カラビナ付きなのでリュックやカバンに付けることができますよ。
▼手のひらサイズに収納できるチコバッグ
エシカル素材のコットンバッグを選ぼう!
「コットンバッグ」と検索すると、いろんなデザインの商品が見つかります。
色や形、ロゴで選ぶのも楽しいですが、使う側の責任として素材もしっかり吟味したいですね。
ここではエシカルなコットンバッグをご紹介します!
オーガニックコットンのトートバッグ
綿にはたくさんの農薬が使用されます。世界で使われている農薬の約1/4が綿の栽培に使用されているほど。
オーガニックコットンは、3年以上農薬や化学肥料を使っていない土壌で栽培された綿のこと。生産者の健康やその周辺の環境にも配慮できます。
【無印良品】オーガニックコットンの無地のエコバッグ
2018年にほぼ全ての衣料品の綿がオーガニックコットンになった無印良品。もちろんマイバッグも!
小さくたためる薄手のトートバッグから、キャンバス地の大きなバッグまで揃っていますよ。
【The North Face】オーガニックコットンのキャンバストート
大きなロゴが目を引くThe North Faceのコットンバッグもオーガニック素材。
お買い物はもちろん、通勤・通学、アウトドアにもぴったりです!
▼定番のキャンバストート。ロゴのカラーが選べます♪
【ナショナルジオグラフィック】オーガニックコットンのオリジナルバッグ
科学雑誌のナショナルジオグラフィック。
そのオリジナルトートバッグはオーガニックコットン。環境に配慮した水溶性の塗料を使用しています。
▼おなじみのロゴや、メッセージ性のあるデザインもかっこいい!
【プリスティン】オーガニックコットンの折りたためる薄手エコバッグ
Made In Japanのオーガニックコットンブランド、PRISTINE(プリスティン)。
「SDGsプリントエコバッグ」はA4サイズのマチありトートバッグ。付属の紐でくるくるとコンパクトになるので持ち歩きに◎。
カラーは1色のみですが、希望すれば草木染めで染め替えもできます(別途料金が必要)。
残反のコットンバッグ
工場で出る洋服の残反(ざんたん)。本来なら廃棄される運命ですが、これをエコバッグに利用しているアパレルブランドもあります。
待って!お店の人がポリ袋を使おうとしたら
せっかくコットンバッグを持って行っても、肉・魚などの生鮮食品やお豆腐などの水っぽいものはポリ袋に入れられてしまうことがあります。
こんな時、どうすればいいのでしょう?
「ポリ袋に入れなくていいですよ」と言おう!
そうです。断ってしまっていいんです。
ビニール袋に商品を入れるのは、「バッグが汚れないように」というお店側の配慮。何も言わずに受け入れてしまうと、「私はポリ袋が必要です!」と言ってしまっているのと同じです。
できるだけ使い捨てプラスチックを使わないようにするには、まず自分の生活に入ってくるプラスチックを「断る(Refuse:拒否する)」ことが、とっても重要なんです!
ポリ袋の代わりに「メッシュのコットンバッグ」を持ち歩く
バラ売り野菜は備え付けのポリ袋に入れず、持参したメッシュのコットンバッグに入れます。
買い物かごにコットンバッグを置いて、そこに野菜を次々入れていくだけ。普通のバッグだと外から中身が見えないので問題ですが、メッシュだから安心です。
自宅からポリ袋を持ってきてもOK。もちろん1回で捨てずに買い物のたびに使い回します。
▼オーガニックコットンのメッシュバッグあります♪
実は店員さんも助かっています
小さなポリ袋に商品を詰める作業って、意外と面倒。
でも袋を断ることで、とても早く、スムーズにレジを通すことができます。
「断ったら怪訝な顔をされるかな…」なんて心配はご無用!店員さんは助かりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
レジ袋が有料化されて、今まで以上に様々なマイバッグを目にするようになりました。
中でもおすすめはコットンバッグ。その利点は自然に還ること、洗いやすいこと、修理しやすいこと、簡単に持ち運べること。
すでに持っているものを使い続けるのが一番ですが、新しく購入する場合はよりエシカルなコットンバッグをまずはチェックしてみてください。
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