使い捨てスプーン・フォークって必要?マイカトラリーで脱プラスチックする方法

スポークと収納ケース

一つ一つご丁寧に包装された、プラスチックの使い捨てスプーン・フォーク、そして割り箸。

食事をテイクアウトすると、「スプーン(お箸)はお付けしますか?」と聞かれるときがあります。

あなたは何と答えているでしょうか。

今回は、こうした使い捨てカトラリー、さらにストローまでプラなしにする方法を紹介します。

プラスチックだらけの使い捨てスプーン&フォーク

使い捨てスプーンとテイクアウトの食事

当たり前のように消費している使い捨てカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)ですが、環境負荷が高いだけでなく、体にもよくないことをご存知でしょうか。

主な原料は「ポリスチレン」

プラスチック製のカトラリーの多くは、「ポリスチレン」でできています。

耐熱温度は70〜90℃(日本プラスチック工業連盟)。とても熱い食べ物に使うのは避けた方が無難です。

というのも、ポリスチレンの原料である「スチレン」が、熱によって食べ物に溶け出す可能性があるからです(Ahmad & Bajahlan 2007)。

その量はわずかですが、スチレンは米国国家毒性プログラム(National Toxicology Program, NTP)で発がん性の疑いがあることが示されています(Report on Carcinogens, 14thEdition)。さらにカリフォルニア州法プロポジション65では、発がん性物質にリストされています(OEHHA 2015)。

テイクアウトのスープやインスタントカップ麺は、容器自体が発砲ポリスチレン。それをポリスチレンのフォークやスプーンで食べる…。

予防の意味でも、「使い捨てカトラリーは使わない」に越したことはありません。

使い捨てプラが氾濫する野外イベント

ゴミ箱のプラごみ

飲食店が出店する野外イベントやお祭りでは、使い捨てカトラリーはもちろん、食べ物を入れる容器も使い捨てプラスチックで溢れかえります。

使い終わってポイ捨てされたものや、意図せず落としてしまったものなど、全てあとかたなく100%回収するのは困難です。

そうして取り残されたプラごみは、風などで飛ばされて川へ入り、海に流れていきます。

使われるのはほんの数分〜数十分のこと。

なのに、ゴミになって自然の中に入れば、私たちの寿命よりはるかに長い年月をかけても消えて無くなることはありません。

汚れた使用済みカトラリーはリサイクルできない

プラスチックのフォーク

汚れたプラスチックをリサイクルするのは容易なことではありません。

リサイクルするには洗浄や異物の除去といった前処理が必要で(資源循環・廃棄物研究センター)、コストがかかるからです。

使用済みのスプーンやフォークには食品の油や食べ残しがついていて、洗うことなくそのまま捨てられます。

仮にリサイクルできたとしても、洗浄で出た汚水をどう処理するかが問題になります。

「洗うの面倒」使い捨てカトラリーの大量買い

「1袋100本入り!」といった使い捨てのスプーンやフォークが売られています。

どういった理由で個人が購入するのか、通販サイトのレビューを見てみました。

主な理由の一つは、「洗いものが面倒だから」。

疲れていたり、忙しかったりして家事がおっくうになることは誰にでもあります。

でも、そういったものに全く頼らずに生活している人はたくさんいます。

この差って何だと思いますか?

それは、個人の性格や忙しさの違いではなく、単なる「習慣の違い」だと思うんです。

使い捨てプラスチックの消費が当たり前になりすぎて、「本当に必要かどうか」考える習慣がないんです。

体が不自由で毎日洗いものができない、災害で水が出ない、などの状況で初めて使い捨てプラの必要性が出てくるのではないでしょうか。

もっとスマートに使っていきませんか?

使い捨てカトラリー&ストローをプラなしに!

ランチタイムやレジャーのお供に、ぜひマイカトラリーをバッグに入れて持ち歩きましょう。

金属製の「スポーク」

マイスポークとストロー

マイカトラリーとしてわざわざ購入する必要はなく、木やステンレス製のスプーン・フォーク、お箸など、家にあるもので十分です。

携帯のしやすさにこだわるなら、「チタン製のスポーク」がおすすめ。

スポークとは、先割れスプーンのこと。スプーンの先がフォークのようになっています。

普段のお弁当はもちろん、サラダや麺類、リゾットなど、大抵のものはこれ一本で食べられるんです。

<使ってみた感想>

持ってみるとわかりますが、金属なのにすごく軽い!

アウトドア用なので、強度や耐久性もあります。

口に入れても金属っぽい独特な感じはありません。

スープ系は一度にすくえる量が少なめになります。それ以外は、普通にフォークやスプーンと同じ感覚で食事ができました!

収納袋にいかが?

(ブッシュクラフト) Bush Craft BushCraftInc 麻袋 ラージ bct-008
Bush Craft ブッシュクラフト

ステンレス製の「マイストロー」

ステンレスのマイストロー

飲み物をテイクアウトするなら、「ステンレス製のマイストロー」も一緒に。

ストローを買うとクリーニングブラシもついているので、外出先でも洗えます。

「ステンレス製のタンブラー」も持参して飲み物を入れもらいましょう。

テイクアウトをなるべく避ける

飲み物はマイボトルに入れて、食事は自宅で作ったものを保存容器に入れて持ち出せば、使い捨てプラスチックなんて必要ありません。

外食するときも、テイクアウトではなくお店の中で食事をすれば、それだけでプラごみは減ります。

1回の食事でどれだけ使い捨てプラスチックを目にするか、意識を向けるだけであなた自身の行動が変わっていきます。

マイカトラリーの収納ケースを作ろう!

2つのマイカトラリーケース

ここでは、自分の箸やスプーン(マイカトラリー)を持ち歩くため、簡単にできる収納ケースの作り方をご紹介します♪
参考:ぎゅってweb

作り方の動画はコチラからご覧下さい▼

\ 用意するもの /

布(45cm x 45cm)、ひも(35cm)

\ 作り方 /

1. 表を内側にして三角に折る。

表を内側にして三角に折った様子

2. 点線部分を縫う。あとで裏返すため最後まで縫わないよう注意!

縫う部分を点線で示した様子

3. 表を外側にだす。

表を外に出した様子

4. 閉じていないところを縫い合わせる。

まだ縫っていない部分を示している様子

5. マイスプーンなどを置いて、折り返しの位置を決める。

自分のスプーンなどを置く

折り返しの位置を決める様子

左右を折り返して、バランスのいい位置を決めてください。

6. 左側だけ折り返した状態で、下の部分を縫い合わせる。

折り返し部分の縫うポイントを示す様子

折り返した部分をぬい縫い合わせた様子

縫い合わせた後の状態。ポケットのようになります♪

7. 裏返して、三角の頭のところに紐を縫い付けます。

紐をつける位置を示す様子

8. 完成!

完成した様子

内側の布を変えて作ったカトラリーケース

内側を別の布にするときは、三角の布を2つ用意して同じ要領で作ってみてください♪

プラなしカトラリーをいつもそばに

うっかりマイカトラリーを入れ忘れることもあります。

日頃からカバンの中や車の収納、旅行用のスーツケースなどに入れておくと便利。

使い終わったら軽く洗って、ハンドタオルなどで拭いて収納ケースに。帰宅してからよく洗ってください。

スポークと収納ケース

使わなくなった布のペンケースを、マイカトラリーの収納ケースに再利用

携帯用の洗剤

液体洗剤(右:マジックソープ)を水で薄めてスプレーボトルに。外出先でのマイカトラリー洗いに活用。