スターバックスがプラスチックストローの代わりに使うもの

ストローレスのスタバの容器

スターバックスは2020年までに全世界に展開する2万8千の店舗でプラスチックストローを廃止する計画を発表しました(Starbuks NEWSROOM 2018)。

スターバックスは、プラスチックストローの代わりになるものを生産し、広めていく予定ですが、その代わりになるモノとはなんでしょう?

ストローのいらないチューチューできるフタ

それは、プラスチック製のストローのないフタで、一部のメディアでは「大人用のシッピーカップ(幼児のために液体がこぼれないようにデザインされたカップ)」と呼ばれています。

これが、いま洪水のようにあふれている使い捨てプラスチックストローの代わりになるものです(結局、プラスチックですが)。リサイクル可能または生分解性のフタになるそうです(Starbuks NEWSROOM 2018)。

ストローレスのスターバックス容器

プラスチックのストローは、細くて小さいため回収が困難で、ほとんどリサイクルされることはありませんでした。

この取り組みが完全に実施されれば、毎年スタバで使われていた10億本にわたるプラスチックストローをなくすことに成功するとのことです。

次々にストローレスに

このストローなしのフタはすでにスタバの一部のお店で使われています。冷たい水出しコーヒーに窒素を添加してビールサーバーのように泡泡のコーヒーを楽しむ「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」で使われています。

スターバックスの本拠地であるシアトルでは(生分解できない)プラスチックストローの禁止が始まったばかりです(NPR 2018 June 30)。

その他の大手のチェーン店でもストローの廃止が始まっています。 たとえば、マクドナルドは、UKとアイルランドにある1300店舗でプラスチックストローの代わりに紙ストローに変更すると発表しました(NPR 2018 June 15)。これからの展開が注目されています。