子供のお絵描き、クーピーと色鉛筆どちらがいいのか迷いませんか?
ここではプラスチックを含まない色鉛筆をおすすめ!
小さな子供でも描きやすく、きれいに発色する色鉛筆もありますよ♪
さらに、蜜蝋(ミツロウ)の色鉛筆や金属製の本格鉛筆削りもご紹介します。
クーピーと色鉛筆の違いって?クーピーはプラスチックの色鉛筆
クーピーと色鉛筆、似ているけど材料や表現の幅が違います。
クーピーの特徴
クーピーはサクラクレパスの商品名「クーピーペンシル」のこと。
主な原料は顔料・ワックス・ポリエチレン樹脂(サクラクレパス)。なんとプラスチックが入っています。
「どうしてプラスチックが?」と思いますよね。
それは、消しやすくするため。
紙の表面には細かい凹凸がありますが、ポリエチレン樹脂はそこに入り込みにくいので消しゴムで落としやすいんです。
とはいえ、実際スッキリ消えることはありません…。
全体が芯なので、細い線を描くときはシャープナーで尖らせる必要があります。この時に出る削りカス、触ると粉々になりますが全てマイクロプラスチックです。
それに細い線を描くために本来使える部分の芯まで削らなければならない点も、非常にもったいないと感じます。
色鉛筆の特徴
色鉛筆の主な原料は芯になる顔料・ワックス・糊、軸になる木材です。
紙の表面にしっかり成分が入り込むため、消しゴムでは消えません。
クーピーと比べて芯が細くて硬いものが多いですが、メーカーによって書き味は様々。
ある程度筆圧がいるため、小さいお子さんには吟味した方がいいです。
細い線を描きやすく色数も多いので、クーピーより繊細な表現ができますよ。
原料は顔料とワックス。
クレヨンとクレパスは基本的には同じものですが、材料の組成が異なります。
クレパスはサクラクレパスの商品名で、体質顔料や液体油も配合することでより描きやすさが追求されています。
1・2歳の幼児にはクレヨン。クーピー・色鉛筆より持ちやすく描きやすい
小さいお子さんには太くて持ちやすいクレヨン・クレパスがぴったりです。
芯が柔らかく発色も豊かなので、楽しく大胆にお絵描きができます♪
特に1・2歳は口に入れてしまうことがあるので、蜜蝋(ミツロウ)など安全な素材でできたものを選ぶといいですね。
シュットクマーの「蜜ろうクレヨン」
ドイツ製のクレヨン。透明度が高く、塗り重ねると新しい色が作り出せます。カスが出にくく、ベタつきも少ないので扱いやすいクレヨンです。
素晴らしいです。
1才半の娘が使っていますが、その年頃の子でも描きやすいなめらかさ。
がんがん叩きつけるようにしても全く折れないテクスチャー(重要)
紙以外のところに描いてしまっても水で落とせる(超重要)
口に入れてしまってもミツロウなので安心(超・超重要)
と、オススメしたくなる要素満載です。
花のハチミツみたいな良い匂いをついついかいじゃう。発色も綺麗です。
クレヨンでお絵描きはもっと年齢が上がってからじゃないと無理かなーと思っていたのが、
娘もこの缶を開けると大喜びでやって来てお絵描きして遊んでいます。出典:Amazon
お米のクレヨン
お米が原料のライスワックスと食用顔料でできたクレヨン。他に「おやさいのクレヨン」も!
固さがちょうどよくあまり力のない娘もスラスラと描けています。お絵描きが楽しいようで夢中になって書いてます。一本だけ少しかじってしまいましたが、お米クレヨンなので大騒ぎにならずにすみました。
出典:Amazon
3・4歳の幼児には芯の柔らかい色鉛筆。クーピーはちょっと待った!
3・4歳くらいになると、細くて描きやすいクーピーを選びがちですが、プラスチックなので我慢です。
色鉛筆で芯の柔らかいものを探します。
普通の色鉛筆でもいいのですが、芯が硬いので筆圧が弱いと色が薄くなり、あまり楽しめないかもしれません。
カランダッシュの「パブロ」
初心者からアーティストまで幅広く支持されている色鉛筆。ソフトな芯で発色もよく、塗りつぶしも簡単にできます。
そのほか、サンフォードの「カリスマカラー」、ダーウェントンの「カラーソフト」も描きやすさで定評があります。
リラの「グルーヴトリプルワン」
芯が太くて柔らかい色鉛筆。水性なので水を乗せると滲んで絵の具のような表現ができます。
どちらかというとクレヨンに近い色鉛筆で、細かい塗り絵には向きません。専用の鉛筆削りが必要。
4歳と3歳の子供用にいろいろ探したすえこちらを購入しました。
3歳の娘がおもに使っています。鉛筆の持ち方もさほど教えていなくても、上手に持ち塗り絵楽しんでいます。色もしっかりでるので、子供は満足しているようです。親の私も、塗りごこちかなり好きです。
残念なのは色数、肌色がないので単品で売っているところを探し他に5色買い足しました。出典:Amazon
色数が多すぎると小さい子供は迷ってしまいます。12色を基本に、ばら売り(単色)で必要な色を足していくといいですよ。収納ケースは布のロールアップが最も少ないプラスチックですみます。
小学校からは色鉛筆。クーピーより表現が繊細に
小学校に上がったら色鉛筆で幅広い表現ができるようになります。
クーピーか色鉛筆を選ぶ学校もあるようですが、色鉛筆の方が断然折れにくく長持ちするのでおすすめです。
また、クーピーには専用消しゴムとシャープナーがセットでついてきますが、どちらもプラスチック…。
色鉛筆はこういった付属品は一般的についてきません。金属や紙のケースが多いのもポイントです!
三菱鉛筆の「ユニカラー」
これぞ王道の色鉛筆!しっかりとした色乗りと発色の良さがさすが国産品、という印象。品質が高いので滅多に折れることがありません。
紙の筒に入った蜜蝋(ミツロウ)の色鉛筆!
月光荘の色鉛筆。子供がなめても安心な蜜蝋でできています。
木の軸はなく、全て芯。もともと細いので削る必要がありません。
柔らかめの芯なので軽いタッチできれいに発色します♪ クーピーよりも紙に付着しやすく、発色も鮮やか。
長さは9cmほど。ケースに入れても10cmくらいの手のひらサイズです。
片手にケースを持ったまま描けるので、旅先でのちょっとしたスケッチに重宝しそう。
プラスチック製のマーカー代わりにもできそうです!
お子さんが退屈しそうな時にもパッと取り出して遊べますよ。
「真鍮」の鉛筆削り。プラなし色鉛筆にいかが?
色鉛筆には鉛筆削りが必要!せっかくなら鉛筆削りもプラスチックフリーなものを選びたいです。
こちらはドイツの老舗メーカー「DUX」の鉛筆削り。真鍮が使われていて、少し重みを感じます。
切れ味が良く、しゃりしゃりと木が削れる感覚がたまりません。
プラスチックの鉛筆削りだと、途中でよくポキっと折れてしまいますよね。(失敗して何度買い換えたことか!)
職人さんの手で精巧に作られた鉛筆削りは、折れることなく先端を尖らせてくれます。
▼この記事で使っている鉛筆削りはこちらです♪
まとめ
ポリエチレン樹脂を混ぜ合わせたクーピー。
すぐに折れてしまう上、付属の消しゴムやシャープナーもプラスチックです。
新たに購入するなら、ぜひプラスチックフリーな色鉛筆を選んでください。
芯が柔らかい色鉛筆なら、小さい子供でもお絵描きを楽しめます!
小学校以降も長く愛用して、ものを大事にする心も育てたいですね。
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