できるだけ衛生的に、手を汚さずにやってしまいたいトイレ掃除。
汚れやすいトイレブラシは、捨てることを前提に使っている人も多いかもしれません。
長く清潔に使えて、ゴミになっても環境を汚染しない、そんなトイレブラシの選び方をご紹介します!
そしてプラスチック・フリーなトイレアイテムも♪ かわいいのでぜひチェックしてみてくださいね。
おかしくない?キレイを保つために、「捨てる」という選択
トイレの掃除道具、こまめにお手入れしないと雑菌だらけに…。いつも簡単に捨ててしまっていいのでしょうか。
プラのトイレブラシはほぼ使い捨て?
トイレブラシって、しっかり水気を切るのが難しく、そのままホルダーに収納してしまいがち。気づいたら、ブラシ部分に赤カビが生えることもあります。そして放っておくと雑菌の温床に…。プラスチックには細かい孔が開いていて、こういう赤カビなどの汚れが落ちにくいんです!
実際トイレブラシを清潔に保つ方法を調べてみると、「100円ショップなどで安いものを買って、ほぼ使い捨てにしましょう」というとんでもない方法が書いてあったりします…。
それに、よくホルダーとブラシがセットになって売られていますよね。場合によっては替えのブラシがなく、ホルダーごと処分することも。
これでは不経済だし、プラごみが増えるばかりです。
トイレに流せる使い捨てブラシは大丈夫なの?
ブラシ部分をそのままトイレに流せる使い捨てブラシ。
材質を見てみると、「合成繊維」や「特殊不織布」と書いてあります。
これってどんな素材なんでしょうか?
「水に流せる」と書いてあるものは水に溶ける性質があります。
素材が「合成繊維」や「特殊不織布」でも「水に流せる」とあれば、それらは「水解性不織布(ポリビニルアルコール)」、つまりマイクロプラスチックは発生しないと考えられます。
もしプラスチックだったら(本当にそんな商品があるのかな?)、小さくバラバラになるのでNGです。
清潔に、大事に使いたくなるトイレブラシ
捨てることが前提の道具は、大事にすることができませんよね。
「たかがトイレブラシ」かもしれませんが、日本中の人が使い捨てのように消費すると、そのゴミの量はとんでもないことになります。
「長く使える&自然に還る」を意識して選ぼう!
できるだけ「長く、清潔に、愛着を持って」使い続けることを目指しませんか?
「自然に還る素材(動物・植物性)」や「再利用されやすいもの(金属)」など、ゴミになった後のことも考えて選べるといいですね。
<選び方のポイント>
● 材質
・柄の部分、ホルダーが木製・ステンレス製・陶器のもの
・ブラシ部分が「豚毛」などの自然素材ならBest!
● 構造
・ホルダーとセットになっている場合、ブラシ単品でも購入できるもの
・ブラシがホルダーの底につかないもの(底に溜まった水にブラシが付くと不衛生…)
・ホルダーの底が取り外しできるもの(洗いやすい♪)
▼プラなし生活で使っている木のトイレブラシはこちら♪
いつも清潔に!ブラシのお手入れ方法
● 1〜2週間に一度は天日干し
トイレ掃除の後はよく水気を切り、濡れた柄の部分を乾いた雑巾で拭いてホルダーへ。
1〜2週間に一度は、天気のいい日にホルダーごと天日干しに♪
余裕があれば、お掃除するたびに風通しのいい場所で乾燥させておくと、雑菌の繁殖が防げますよ。
● クエン酸で除菌
クエン酸には殺菌効果があります。
・お掃除の後に:しっかり水気を切って、クエン酸水をブラシにスプレーしておきましょう
・しっかり除菌したいとき:便器をキレイに洗って水を流した後、溜まった水にクエン酸を入れます。そこにブラシを浸けて30分ほど放置。水気を切って天日干ししましょう!
マットやスリッパも!トイレアイテムをプラなしに
せっかくなら、ブラシだけじゃなく他のアイテムもプラスチック・フリーに♪ 自然素材のものに置き換えるだけで、インテリアに統一感が出ますよ。
マット
▼綿100%のトイレマットがおすすめです!
ポリエステルなどの合成繊維のものは、洗濯のたびにプラスチックが排水されます。裏地の滑り止めは、EVA樹脂というプラスチックです。
パッチワークで手作りされている方も!ステキですね。
スリッパ
▼ジュートや麻で編み込んだ自然素材のスリッパ。お手入れは、重曹水をスプレーして乾いた布で拭くといいですよ。
麦わらのスリッパも♪
サニタリーボックス
▼ステンレス、陶器、木製のサニタリーボックス。トイレがぐっとオシャレになります。
木製や陶器(ポーセラーツ)なら手作りもできます!
*ポーセラーツ:白磁に絵柄のついた転写紙を貼って焼き上げる技法。ポーセラーツ教室で作れます。