自宅でのムダ毛処理にもプラスチックごみが出ます。
使い捨てのカミソリはもちろん、替刃にもプラスチック。どうやって減らせるでしょうか?
ここでは、「ステンレス製の両刃カミソリ」をご紹介します!
プラごみが出ない上、ムダ毛がツルツルになってメンテナンスも簡単。
替刃はとてもリーズナブルなので、使い続けるほど経済的ですよ♪
両刃カミソリってどんなの?
両刃カミソリとは、昔から男性の髭剃りによく使われている替刃タイプのカミソリ。
刃はこの1枚だけ。両端が切れるようになっています。
これをホルダーにセットして使うのですが、このホルダーがうっとりするほど美しい!
男性のヒゲがツルツルになるほど、その剃り味は抜群。
もちろん女性のムダ毛処理にも使えるんですよ♪
ムダ毛処理には「両刃カミソリ」!つるつる以外にもメリットたくさん
そんな両刃カミソリ、使ってみて感じたメリットをお伝えします。
深剃りができる
両刃カミソリは深剃りができます!
普通、深剃りできるシェーバーは5枚刃や6枚刃が一般的です。
でもそんなにたくさんの刃がなくても、きちんとした品質の両刃カミソリなら1枚刃で深剃りできるんです。
理容師さんに顔そりしてもらったこと、あるでしょうか?
スーッと肌を滑らせるだけでツルツルに。肌の色もワントーン明るくなりますよね。両刃カミソリもあの感じが味わえます。
「クローズドコム」なら肌触り◎
肌触りですが、ヘッドをきちんと選べば肌への負担も優しく剃れます。
両刃カミソリのヘッドは「オープンコム」と「クローズドコム 」の2種類。
おすすめはクローズドコム 。横滑りしにくく、肌への当たりがマイルドなのが特徴です。
オープンコムはちょっと上級者向け。とてもよく剃れる分、クローズドコムより肌への当たりが強くなります。
ちなみに、1枚刃の安い使い捨てカミソリは肌へのダメージ大。プラスチックのガードが肌にガリガリと当たります。
その上剃り残しも多く、何度も擦ることに。ゴミの面、肌の面からもやめたほうがいいです。
お手入れしやすい
両刃カミソリはお手入れが超簡単!
普通のシェーバーって、剃った毛が刃の間に挟まって取れにくいですよね。
スムーザー付きのシェーバーも石鹸に毛がついてイライラ…。あるあるですね。
でも両刃カミソリは分解できるので、そのまま水で洗えばきれいさっぱり♪ すごく簡単ですよ。
プラスチックごみが出ない
両刃カミソリは圧倒的にゴミが少ないのも魅力!
替刃は100%スチール。リサイクルしやすい上、プラスチックフリー。
しかも両刃なので、普通のカミソリより2倍長持ち。捨てる頻度も少なくて済みます。
一方、使い捨てカミソリは丸ごと1本がゴミになりますよね。
1つのプラ包装に数本しか入っていない商品も多く、使い続けるほどとにかくたくさんのプラごみが出てしまいます。
女性用のシックやヴィーナスの替刃は?
一般的な替刃タイプのシェーバーならどうでしょうか?
確かに1本丸ごと捨てるよりマシですが、替刃にはプラスチックのフレームが必ずついていますね。
鉄+プラスチックなので、リサイクルするのに手間がかかります。
というのも、こういった替刃はたいてい「不燃ゴミ」になります。不燃物処理場では、リサイクルするために分別→粉砕→鉄類の取り出しをして、残った可燃ごみ(プラなど)は焼却されます。
それに比べ、両刃カミソリの替刃はスチールそのもの。自治体によって違うかもしれませんが、多くはそのまま資源物として金属リサイクルに出せばよく、上のような処理は必要なくなります。
リサイクルのコストやエネルギーから見ても、両刃カミソリは一枚上手です♪
参考 燃えないゴミはどのように処理されているの?処理の流れを大紹介!粗大ゴミ回収隊
長い目で見るとコスパがいい
両刃カミソリは替刃がとてもリーズナブル!
ハイグレードな本体を購入したとしても、3年くらいでコストを回収できます。
以下は検証の詳細です。
ここでは替刃式のカミソリとして、プラスチック製の『ジレット(ヴィーナス)』と、ステンレス製の『ミューレ』で比較してみます。
本体と替刃の価格は次の通り。(※価格は2021.5.8時点のAmazonでの販売価格)
【ヴィーナス】
本体:768円(替刃2個つき)
替刃:1個368円
【ミューレ】
本体:6,930円(替刃1枚つき)
替刃:1枚60円
ミューレの本体はなかなか高価ですが…替刃を23個以上使うとヴィーナスの方が出費が高くなります。
ヴィーナス:(本体 with 替刃2個)+替刃21個=8,496円
ミューレ:(本体 with 替刃1枚)+替刃22枚=8,250円
期間にするとどのくらいでしょうか?
貝印(カミソリメーカー)の調査によると、過半数の人が替刃を1〜3ヶ月で交換するそう。
ただしこのデータは髭剃りする男性へのアンケート。女性のデータは見つからなかったのですが、だいたい感覚的にもこのくらいの感じではないでしょうか?
ここでは間をとって2ヶ月に1回交換とすると、替刃23個は46ヶ月分。
つまり、3年10ヶ月以上使うならミューレの方がお得になります。
永久脱毛してもムダ毛はうっすら生えてきますし、4年くらいで逆転するなら両刃カミソリにした方が経済的です!
両刃カミソリの注意点!女性の顔にも使えるけど…
両刃カミソリの注意点は、剃りにくい場所に無理して使わないこと。
というのも、一部のシェーバーはヘッドが回転して肌のカーブに合わせてくれますが、両刃カミソリはヘッドが動きません。
そのため、脇のような湾曲部や、眉の下の狭くて凹凸のある部分はとても注意が必要です。
脇をうまく剃るコツは、肌がピンと張るように腕を高く上げること。
顔も両刃カミソリで剃れますが、眉周りは専用のものを使ったほうが安心です。
また、剃る前に必ずシェービングフォームを塗ってください。プラごみの少ない固形石鹸がおすすめです♪
刃を取り外せば機内に持ち込めます。カミソリ本体ごと手荷物として預けるか、刃だけ現地で購入する方法もあります。
両刃カミソリを選ぶときの3つのポイント
どんなポイントに気をつけて買えばいいのか、3つお伝えします。
①ヘッドはクローズドコム
先述しましたが、両刃カミソリのヘッドは「オープンコム」と「クローズドコム 」の2種類あります。
オープンコムの方がより深剃りできますが、初めてならクローズドコムがおすすめ。
肌への当たりが優しく、刺激が少ないです。
また、横滑りもしにくいので間違って肌を切る心配もありません。とはいえ扱いは丁寧に。
②持ち手は滑り止め加工あり
持ち手が滑り止め加工されているかも重要ポイント。
両刃カミソリの多くは持ち手もステンレス。滑り止めがないと危ないですし、うっかり落として刃が台無しになってしまいます。
写真のようなギザギザなど、滑りにくい加工が入っているか確認してください。
③替刃はどのメーカーでも使用可能
替刃の作りはどれも共通。ホルダーと替刃が別のメーカーでも互換性があります。
まずはホルダーと同じメーカーの替刃を使ってみて、それから自分好みのものを選んでみては?
刃が薄いほど深剃りできる
刃が薄いほど切れ味も鋭くなりますが、その分刃こぼれしやすく、耐久性も落ちます。肌を痛めないよう扱いにも注意。
初めての人は、ある程度厚みのある刃がおすすめです。
素材はステンレスか炭素鋼
ステンレスはサビに強く、お手入れが簡単なのがメリット。
炭素鋼はステンレスより硬く、よく切れます。ただ、こちらは頑固なヒゲでお悩みの男性向けの刃。
女性のムダ毛くらいならお手入れしやすいステンレスで十分です。
大容量なら個装されたもの
ずっと同じ刃を使うなら、大容量のものが経済的。ただし長期間置いておくと、ステンレス製でも錆がついてしまうことがあります。
そのため、1枚ずつ紙で個装されているものを選ぶといいですよ。
▼この記事で使った替刃はこちらです♪
女性でも安心♪ 両刃カミソリの正しい使い方
ここではドイツ製の『ミューレ』を使ってみました♪ 正しい使い方をマスターして、いざ両刃カミソリデビュー!
▼使い方を動画でチェック!
https://youtu.be/5J_E-2G5Rog
【替刃の取り付け方】ヘッドと持ち手を分解する
1. 持ち手を回して、ヘッドを外す
ヘッドを固定して持ち手をくるくる回すと…
ヘッドから持ち手が外れます。
2. ヘッドに替刃を取り付ける
ヘッドはさらに上下2つのパーツに分かれます。
ヘッド(上)のねじ山に合わせて替刃を差し込みます。
さらにヘッド(下)を取り付けます。
3. 持ち手を回して固定する
持ち手を回してヘッドを固定したら完成!
チラッと刃が見えています。
【剃り方・肌のケア】滑らせるように剃る!最後は保湿
1. 石鹸をよく泡だてて肌に馴染ませる
指についた石鹸はよく洗い流してください。カミソリが滑って危ないです。
▼紙パッケージのシェービングソープ。1つで1年くらいもつそうですよ!もちろん普通の石鹸でもOK。
2. ヘッドを30度くらいの角度で肌に当てる
ヘッドを30°くらいに傾けると刃が肌に当たります。
3. 毛の根元から先に向かって、優しく剃る
力を入れず、カミソリの重さに任せて肌の上を滑らせます。これだけでキレイになるのでびっくり!
うまく剃れないときは刃の角度がおかしいかも。使ううちに、よく剃れる角度がわかってきますよ。
脇は腕を高く上げて、肌をピンと張るようにするとうまく剃れます。
顔も産毛も剃れますが、眉の周りは専用のシェーバーを使ったほうがいいです。
はじめは「血まみれになるんじゃ」と恐る恐るでしたが、以外にも普通に剃れて「こんなもの?」という感じ。
ですが切れ味はさすがです。少ない回数できれいになるので、肌への負担も少なく感じました。
▼この記事で使った両刃カミソリと替え刃はこちらです♪
4. ローションやクリームで保湿する
最後はローションやクリームなどで丁寧に保湿します。
▼ホホバオイル、ココナッツオイルなど植物性オイルもさらっとして使いやすいですよ♪
【片付け方】分解して水洗い、よく乾かす
替刃を取り付ける時と同じ要領でホルダーをばらします。
刃とホルダーを水で洗って、タオルで拭いて自然乾燥。
完全に乾いたらまた組み立てておきます。小さなお子さんの手が届かないところで保管してくださいね。
【刃の捨て方】包んでカミソリと記入する
刃は危険物。捨てるときは、回収する人がケガをしないよう厚手の紙やガムテープで包み、その上に「カミソリ」と書いておきます。
多くの自治体では「燃えないゴミ」として扱っていますが、使用済みカミソリとして独自の回収ルールを定めている場合もあります。
不明な場合は自治体に問い合わせてみてください。
プラスチックフリーにムダ毛を処理する3つの方法
使い捨てカミソリがなくても、様々な方法でムダ毛をケアできます。
プラスチックフリーにできる方法をまとめます!
①クリニックやサロン、自宅で脱毛する
脱毛方法 | 特徴 |
---|---|
脱毛クリニックでレーザー脱毛 | 高額だけど永久脱毛が可能! |
エステサロンで光脱毛 | 永久脱毛はできない。美肌効果あり。 |
家庭用の脱毛器 | 永久脱毛はできない。自宅で好きな時にできる。 |
脱毛なら、クリニックでしっかり永久脱毛するのがおすすめ!
近頃はかなりリーズナブルな価格で脱毛できるようになっています。
エステサロンでも一時的にツルツルになりますが、永久脱毛ではないのでまた生えてきます。
長い目で見れば、クリニックに通う方が費用を最小限に抑えられます。
②カミソリや女性用電動シェーバーで処理する
シェービング方法 | 特徴 |
---|---|
電気シェーバー | 手軽だけど剃った後が目立ちやすい。替え刃が高い。 |
ステンレス製の両刃カミソリ | 仕上がりがきれいでコスパがいい。刃の交換が必要。 |
ステンレス製の直刃カミソリ | 刃の交換が不要。数ヶ月に1度、刃を研ぐ必要あり。 |
自宅でシェービングするなら、電気シェーバーよりカミソリの方がキレイに仕上がります!
というのも、カミソリは深剃りができるので毛の断面が目立たないんです。あとは、何と言ってもコスパがいいのが魅力。
このあとご紹介する「ステンレス製の両刃カミソリ」は、長く清潔に使い続けられて、見た目もステキなんですよ♪
③ピンセットやシュガーワックスで脱毛する
その他の方法 | 特徴 |
---|---|
ピンセット | 時間がかかるけど確実。眉や口元など狭い範囲に有効。 |
シュガーワックス(脱毛ワックス) | 短時間で済むけど痛い。手作りなら低コスト。 |
手作りの「シュガーワックス」なら、パッケージフリーなので完全なプラなしが可能です。
シュガーワックスとは、砂糖・水・レモン汁を煮詰めて作ったもの。古代エジプト発祥の脱毛方法なんですよ。
まとめ
いかがでしたか?
ここではプラフリーな「両刃カミソリ」についてお伝えしました。
今まで「カミソリは何でもいい」と安い使い捨てのものばかり選んできました。でもそれは肌にも環境にも大きな間違い。
安いものはすぐに切れ味が悪くなり、肌を擦るようにしてダメージを与えてしまいます。
ここでご紹介した方法を参考に、ぜひ両刃カミソリを取り入れてみてください。
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