大人が使うものに興味を持つ子供たち。
お家にあるとんかちやドライバーなども触りたがりませんか?
ここでは安全に遊べる木製の大工・工具のおもちゃをご紹介!
子供が興味を持つ理由や工具のおもちゃから得られるもの、選び方などをお伝えします。
イメージしやすいよう、木製の大工さんセットもレビューしています。
サイズ感や遊び方の参考にしてくださいね。
子供は大人の真似が大好き!大工・工具おもちゃの魅力
子供のおもちゃにはお料理や魚釣り、お医者さんなど大人の真似をするものが多いですよね。
大工さんごっこもその一つ。お家にある工具箱に興味を持つお子さんも多く、大人が使っている様子を見て「真似してみたい!」「お手伝いしたい!」と思わず手が出ます。
それに、工具自体も叩いたり、回したり、ねじったりと子供にとって魅力的な動きが多く、使ってみたくなるんです。
ですが、本物の工具で遊ばせるのは危険ですよね。
子供の手にも持ちやすく、安全な大工・工具のおもちゃなら子供の溢れる好奇心を十分に満たしてあげられます。
作りたいものをイメージしながら、道具の使い方を考えることで想像力が培われます。
はじめは難しくてうまくいかないかもしれませんが、忍耐力が育まれる大切な経験に。
また、指先を動かしたり、しっかりつかんだりと、体の成長にも役立ってくれますよ。
大工おもちゃの選び方は?プラフリーで安全な木製がおすすめ
大工さんセット、色々あってどれがいいのか悩みますよね。選ぶポイントをまとめてみました。
【年齢】成長段階にあった遊びができるもの
まずはお子さんの年齢や発育段階にあったものであること。
商品ごとに対象年齢が設定されているので、チェックしてみてくださいね。
年齢の低いお子さんなら、トンカチをカンカン打つだけでも楽しい遊びに。
そのうち大工さんの真似をして道具を使ったり、パーツを組み合わせて形を作ったりできるようになっていきます。
1つのおもちゃで成長に応じていろんな遊び方ができるものがおすすめです。
【安全性】大きさや素材、壊れにくさも大事
間違って飲み込む心配がないか、パーツの大きさをチェック。鋭利なものが入っていないかも合わせて確認します。
舐めても安全かどうか、塗料にも注意。植物性のオイルだと安心です。
また、強度の低いものは怪我のもとに。投げたりぶつけたりしても壊れにくい素材・作りのものを選びます。
【素材】おすすめは木製
プラスチック製と木製が多いですが、おすすめは木製。
木製のいいところは、五感が刺激されるところ。木の手触りや匂い、音など、プラスチックにはない心地いい感触があります。
またプラスチックに比べて安全性が高いです。プラスチック製のおもちゃの中には、リサイクル前の製品に含まれていた有害な化学物質が含まれてるなど、心配な面もあります。
木製のおもちゃはとにかく丈夫!上の子が卒業したおもちゃも、そのまま遊び続けることができます。長い目で見ると買い替え不要で経済的。
プラスチック製は軽い・安いなど、どちらかというと大人にとって都合がいい気がします。
\ 木製おもちゃのすごいメリット /
木製おもちゃはプラスチックより赤ちゃんに優しい!知って得する10の理由 赤ちゃん・子供のおもちゃ、木製がプラスチックより優れている11の理由2歳〜8歳まで楽しめる!山のくじら舎「ちびっこ大工道具セット」
ここでは高知県のおもちゃメーカー「山のくじら舎」の大工さんセットをご紹介します!
大工道具が56個が1セットに
こちらは大工道具や組み立てパーツがセットになった「ちびっこ大工道具セット」。
すべて木製で、香りのいい土佐ヒノキが使われています。
充実のセット内容は次のとおり!
<釘>
(大)15本(小)15本
<穴あきブロック>
(大・厚)7個、(大・薄)6個、(中・薄)2個、(小・立方体)4個
<大工道具>
のこぎり、かんな、定規、ペンチ、レンチ、とんかち、ドライバー
<収納>
巾着1枚、収納箱1個(W355mm x H100mm x D200mm)
パーツは全部で56個。巾着袋がついているので、細かいパーツもバラバラにならずスッキリ片付きます。
パーツはどれも本格的!大工さんになりきる要素がたっぷり
どのパーツも手作業で丁寧に作り込まれています。
例えば、ペンチはちゃんと開閉できて本物と同じ動きが楽しめます。
レンチやドライバーもちゃんとネジ頭に合うように作れられていて、実際にネジを回せるんです。
穴あきブロックの穴の位置も正確。少しでもずれると組み立てられず、形もいびつになってしまいますが、等間隔で緻密に作られています。
木製だと湿度によって組み立てやすかったり、窮屈になったりしがちです。穴あきブロックの穴は適度な大きさで開けられているので、季節を問わずスムーズに釘が入ります。
逆を言えば、リアルなDIYのようにパーツ同士を強固に固定するようには作られていません。あくまで立体的な形を作るためのものです。
また、使ううちにネジの頭が取れてしまうことがありました。木工ボンドで接着するなど補強すると安心です。(ボンド自体はプラスチックなのであまり使いたくありませんが…)
年齢に応じて遊びかたは色々
大工・工具セットは遊びながら「道具を使う」という経験ができます。それぞれの道具の使い方を考えるうちに、想像力や考察力が育まれます。
対象年齢は2歳〜8歳と幅広く、小さいうちは穴あきブロックにとんかちで釘を打つのが楽しい遊びに。
釘は誤飲しないよう少し大きめに作られていて、小さい手でも持ちやすくなっています。
大きくなったら穴あきブロックを組み合わせて、ロボットや車、お家などいろんな形を作れるようになります。
自分が作りたいものにはどんな道具が必要か、何を組み合わせたらできるのか、遊びながら考えることはたくさんですね。
大人も楽しめるのもいいところ!子供と一緒にあれこれ話して、ついつい熱中しちゃいます。
地元高知の土佐ヒノキを活用
おもちゃに使われている木材は、地元高知の土佐ヒノキ。
木目が美しく、香りのリラック効果に癒されます。
本来なら山に残ったままの切り株や間伐材を中心に使用しており、森林保全にも一役買っています。
すべて木製ですが、微妙に色合いを変えてあるのも面白いポイント。
のこぎりやトンカチなど、手に持つ部分と金属部分とで実際は材質が違いますが、そこは木の色合いで再現。素材の違いをちゃんと出しています。
カラーリングされていない木のおもちゃは一見シンプルすぎるように思えますが、ちゃんと理由があります。
あまりにも本物そっくりに作られていると、想像力がそこでストップしてしまうんです。(木のおもちゃ専門店の方から聞いたお話)
子供の感じるままに想像を広げられるよう、あえてカラーリングなしのおもちゃを選んでみるのもいいですよ。
塗装には植物性オイル(亜麻仁油)を使用。子供が舐めても安心です。
▼この記事で使った山のくじら舎「ちびっこ大工道具セット」はこちら!
まとめ
いかがでしたか?
ここでは大工・工具のおもちゃを子供が好む理由や、選び方のポイント、おすすめをご紹介しました。
大人が使う工具は子供にとって魅力的な動きがいっぱい。
もし大工さんやおうちの工具箱に興味を持っているなら、長く安全に遊べる木製の大工さんセットがおすすめです。
道具の使い方やものづくりの楽しさを感じられるだけでなく、木の優しい手触りや香り、音など五感への心地よさは木製ならではです。
ぜひ参考にしてみてください!