トイレットペーパーとティッシュを脱プラスチックする3つの方法

プラスチック包装されたトイレットペーパー

トイレットペーパーとティッシュをプラスチックフリーにする方法とは?

3つのアイデアをお伝えします!

プラ包装一択のトイレットペーパー&ティッシュペーパー

トイレットペーパーとティッシュペーパーは生活の必需品。

特にトイレットペーパーなんて、もう買わざるを得ないほどなくてはならないものです。

ということは、こういった生活必需品から脱プラしていけば、かなりのプラスチック削減につながると思うのです。

でも、トイレットペーパーやティッシュはどこを見てももれなくプラスチック包装…。

ショッピングモールの棚に陳列されたトイレットペーパーとティッシュ
大型ショッピングモールのトイレットペーパー&ティッシュ売り場
陳列されたトイレットペーパー
プライベートブランドももちろんプラ包装一択
ドラッグストアで売られているトイレットペーパーとティッシュ
ドラッグストアでも。プラ包装なしのものなんてありません!
ティッシュの取り出し口のプラスチックフィルム
ティッシュの取り出し口にはプラスチックのフィルムも付いています

おそらく全国的にこんな状況ではないでしょうか。

「個人レベルで脱プラスチックなんて無理!」と思ってしまうのも無理はありません…。

でも、ちゃんと回避策はあります。

トイレットペーパーやティッシュを脱プラスチックする3つの方法

3本のトイレットペーパーの芯

①無包装のトイレットペーパーを箱買いする

一番おすすめなのは、ダンボール入りの無包装トイレットペーパーに切り替えること。

ホテルや飲食店、オフィスなど業務用としてよく利用されているようです。

しかも、このトイレットペーパーは芯なしで、1個で170mもあります!

ダンボールはリサイクルに出せるので、プラスチックどころかゴミになるものがないのです。(ただし納品書がビニールに入っていたため、注文時にそのまま中に入れるようお願いする必要があります)

 

ダンボールに入った無包装トイレットペーパー

1箱で48ロール入っています。もちろん再生紙100%。

トイレットペーパーが入ったダンボールの外観
 

市販のトイレットペーパーよりお得

このトイレットペーパーは、1箱3,996円(税込)です。価格だけ見ると驚いてしまいますが、1個170mで48個も入っています。

一般的な市販のトイレットペーパーと比較してみます。

種類価格1mあたりの価格
無包装トイレットペーパー3,996円
(170m×48個)
0.49円
市販のトイレットペーパー357円
(100m×6個)
0.60円

トイレットペーパーにはたくさんの種類がありますが、概ね1mあたり0.57〜0.62円です(価格.comマガジン)。

つまり、市販のトイレットペーパーを買うよりも実質的に安くなります

共働学舎

町田市の障がい者施設「共働学舎」では、回収した古紙からトイレットペーパーを製造販売しています。

バージンパルプを使わない雑古紙100%のトイレットペーパーです。

段ボール箱に入ったたくさんのトイレットペーパー

共働学舎で回収した古紙は富士市にある製紙会社で加工。

この会社の周囲には富士山からの伏流水が豊富に湧き出ています。その水を使って丁寧に水洗いすることで、無漂白でもスッキリと白いトイレットペーパーが出来上がります♪

トイレットペーパー単品

こちらは130m芯なしタイプ。段ボール箱に32個入っています。

このほか収納棚に収まりやすい4個入りも。環境に配慮し、従来のビニール袋から紙袋に変更されています^^

トイレットペーパーの売り上げは、障がい者や作業工賃などに還元されています。

手書きのイラスト入りの封筒

封筒には手書きのイラストとメッセージ!

②ティッシュペーパーとしても活用する!

ティッシュペーパーと座っている女性

トイレットペーパーをティッシュとしても利用すれば、今後ティッシュを買う必要がなくなります

「ちょっと強引すぎない…?」と思うかもしれませんが、実際にできるんです。

花粉症でも、鼻水が絶えない小さな子供がいても、です。

前述の無包装トイレットペーパーの場合、市販の安価なティッシュペーパーと価格的にはほとんど変わりません。
※ティッシュの長さを21cmとして計算

種類価格2枚(1組)あたりの価格
無包装トイレットペーパー3,996円
(38,857枚 / 19,428組)
0.2円
市販のティッシュペーパー295円
(400枚 / 200組×5個)
0.3円

とはいえ、トイレットペーパーはホルダーがあってこそ使いやすいもの。

使い勝手をよくするための2つのアイデアをご紹介します!

トイレットペーパーのホルダーを壁に取り付ける

よく使う場所(例えば洗面所やダイニング)にホルダーを取り付けます。

ティッシュと違って必要な分だけ使えるのもいいところ。

トイレットペーパー専用のボックスを買う or 作る

専用のボックスに入れると、ティッシュと同じような感覚で使えます。

ちなみにこの箱は、コミック用の収納ボックスをカットして組み立てたもの。

▼市販品にも素敵なものがあります!

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ティッシュを使わずトイレットペーパーをおすすめする理由

トイレットペーパーは、水に溶けて流せるようでんぷんが使われています。

一方、ティッシュには繊維と繊維をつなぐ接着剤のような樹脂(湿潤紙力増強剤)が入っています。水に濡れても溶けないのはこのためです。

さらに、トイレットペーパーは再生紙100%のものがほとんど

ティッシュは見た目の清潔感(白さ)や品質が重要視されるため、多くの商品がパルプ100%。再生紙が利用されているものはわずかです(my best ティッシュペーパーおすすめ情報サービス)。

こうしたことから、トイレットペーパーの方が環境に配慮された商品だと言えます。

③布切れを再利用する

瓶に入った使い古しのタオル

使い古したタオルやTシャツ、布巾などを小さく切ってストック。ティッシュの代わりとして使えます!

ちょっとした汚れなら、お湯で洗って繰り返し使います。

そのほか、フライパンやお皿など油汚れの拭き取りにも便利!キッチンペーパーの消費も抑えることができますよ。

基本は台拭き&お手拭きタオル
トイレットペーパーをティッシュがわりにすると言っても、無尽蔵に使うのはよくありません。台拭きやお手拭きタオル、使い古しの布を積極的に利用してくださいね。

まとめ

身近に無包装のトイレットペーパーが手にはいれば、それを利用するに越したことはありません。

もし選択肢がなければ、こういった通販を年に数回利用するのも一つの方法です!